書店に足を運ぶと、英語の勉強法の本はとても沢山並んでいます。
それでも、私は英語の勉強法の本を執筆しました。
”英語の勉強法” は、競合が非常に多い本の分野です。
「何故その分野に敢えて出版することにしたのか」と聞かれることがあります。
その理由は、私の紹介する勉強法は一般に知られているものとは違うからです。
巷には有名な勉強法が溢れています。
それでも、日本人の英語力は一向に向上していません。
「これだ!」という勉強法がありません。
私は28歳の時に、ヨーロッパのソフトウェア企業との契約交渉を任されました。
その会社にアポをとり、一人で訪問して契約交渉を行うわけです。
その時、私は英語は話せませんでした。
それでも、多くの日本人と同様に、中学、高校、大学受験で勉強した英語の多少の基礎力はありましたので、それに加えて最低限必要な準備をして契約に臨みました。
英語をスラスラ話せるわけではありませんでしたが、主張すべきことは言えるように準備し、契約は成功しました。
それから沢山の契約交渉の経験を積むことができ、30年以上経過した現在も様々な国の企業と英語を使って仕事をしています。
一般に、次の声をよく聴きます。
「英語を勉強しているが、なかなか話せるようにならない」
勉強しても上達が感じられないというのは、明らかに勉強方法、アプローチが間違っています。
例えば、沢山の英単語を覚えたからと言って英語が話せるようになるものではありません。
「単語や例文を沢山暗記しているのに、英語が話せるようになりません」
というのは当然です。
私は仕事で英語を使う必要があり、必要な準備を行うことで英語の上達を実感し続けることができました。
特に努力や苦労が必要な方法ではありません。
誰がやっても同じ結果が得られる内容です。
本を出版するまでにいろいろな書籍を確認しましたが、私が見た本の中には、この方法を書いたものは一冊もありませんでした。
そのために、私が実際にやって成果が出ることを確認した勉強法を書籍として販売することで、英語を勉強している人のお役に立てるはずと考えたわけです。