前回の記事で、"moon"を使った表現を紹介しました。
"I am over the moon."
「私は、幸福の絶頂にある。」
この表現や、紹介した他の表現は、月が ”遠くにあって手の届かない物” といった意味でmoonが使われています。
日本では月はウサギが餅つきをしたりと、メルヘンチックな意味で捉えますが、英語では違うようです。
辞書『スーパーアンカー英和辞典(第4版)』に説明されています。
以下、引用します。
≪moonのイメージ≫
(1)日本人は月面の模様を餅つきをしているウサギと見るが、英米では人の顔と見る伝統がある。
また、日本人にとって月は普通黄色であるが、英米では一般にsilverかwhiteである。
(2)「花鳥風月」という言い方があるほど月は日本人には大事な情景の一つであるが、英語のmoonはsunに対して二次的
なもので、昔は人を狂わす魔力があると信じられていた
「月の」を表す英単語に、"lunar" があります。
この語の派生語 "lunnacy" や "lunatic" を見ると、確かにこの辞書の説明が納得がいきます。
lunacy [名詞]
1.狂気、精神異常
2.(比ゆ的に)狂気のさた
lunatic [形容詞]
1.狂気の
(昔「狂気」は月の影響によると考えられたことから)
2.(通例軽蔑して)
気違いじみた、どうしようもないほどばかな
lunatic [名詞]
1.狂人
2.(通例軽蔑して)
気違いじみた人、どうしようもないほどばかな人
lunatic asylum [名詞]〈古風〉
精神病院
(今ではmental [psychiatric] hospitalが一般的)
lunatic fringe [名詞]
(軽蔑して、ときにおどけて)
(政治、宗教運動などの)少数派の熱狂的グループ、少数過激派
