”れこいちさん”が、海外バイヤーに国内のナイスなレコが根こそぎ持って行かれると嘆いてる
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1. 地方レコ屋へ行って掘れ!
2. CD市場へGO!
3. 世間が無視してきたレコに注目せよ!
(れこいちさんの提言)
米国でもレコが高騰してると嘆いてる(@thrift shop = リサイクルショップ )
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日本で100~300円で売られているレコが、10ドル(=約1500円)で当たり前!
★漂流レコ掘り師(作詞:名もなきレコ好き 作曲:甲斐よしひろ)
世界中から声がする
レコが高すぎると叫んでる
SNS見たら言ってる
レコ屋巡りの終わりも間近だと
SOSを流してる
ユーチューバー達が言ってる
高額レコ市場に挫けちゃだめだと叫んでる
金を貯めて買えばいいとどなってる
でも俺は今宵もレコ屋で
イライラしながら床上段ボールを漁ってる
誰か俺にレア盤をくれよ
誰か俺に良い堀り場を教えてくれ
高額レコばかりじゃ 高騰したレコばかりじゃ
やりきれないさ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして…床上段ボールを掘った結果:
1.
Rick Springfield – Success Hasn't Spoiled Me Yet ( RCA Victor AFL1 - 4125 ) US LP インナー・スリーブ 1982年 100円 @レコファン
USオリジナル盤と思しき1枚。ジャケット&盤とも美品。今更語られることのないアルバムも、結構な名盤だと思ってつい(US Recording & Mastering で、US盤がオリジナルででしょう…誰も興味ないでしょうけど)。
通算4枚目w 私は何をやってるんでしょう(左端の国内盤がプロモで300円。後は全て100円也)
レーベルのVictorロゴと、ワンコのニッパーくんが目隠しされ消されている。1975年に米RCA/VICTOR と日本ビクターが合弁会社RVC ( RCA VICTOR CORPORATION )を設立し、RCAレーベルがRVCとして日本ビクターから独立した。なので、米国VICTORロゴの使用を日本国内で止めることになったためらしい(…有識者の方々、違っていたらご指摘プリーズ!)。そのため新品で米国から輸出された際に、Victor ロゴが消されてるんでしょう。これはまだまともな方で、目隠しのステッカー(テープ or 紙?)が無くなればマーカーで無残に塗りつぶされていることも(涙)。
もしあなたの持っているRCA/VICTOR 盤の Victor ロゴ&ニッパーくんが無事なら、以前コメントを頂いた様にそれは、中古として(新品で日本で販売された物以外 or 個人的に)輸入されたレコでしょう。マーカーで無残にロゴを消されているよりはマシか?
上の写真右のように、本来ならニッパーくんがレーベルにあるのですが…
Rick はこのアルバムを挟んだ3作が名盤だと今でも思ってます。何でこれが、皆に無視されてるのか分かりませんが(…どこにでもあるからか?涙)。因みに、上のUSリサイクルショップの動画内で、20ドル(=約3,000円!)で同じレコが売られてます(コンディションはこれより悪そう…1:13頃)。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2.
Randy Crawford – Windsong ( Warner 1-23687 ) US LP シュリンク + ハイプ・ステッカー カンパニー・スリーブ? 1982年 100円 @レコード墓場 in ハードなオフ
シュリンク+ハイプ・ステッカー付の美品。盤はWarnerロゴ付きのビニール袋に入っていた!(…これをカンパニー・スリーブと呼んで良いのか?こういうのも、今となっては貴重だし、カッコイイ)
SNSで色んな掘り師の収穫を見るに、我が街のハードなオフは明らかにレベルが低い…というか最低にほど近い(涙)。なので、ちょっと車で出かけた際にハードオフを見つけ次第寄ってみることにしている。その時にレコ墓場(ジャンクヤード)にあった1枚。こんなのでも我が街のハードなオフにあったら、我ら底辺掘り師達の血みどろの争奪戦になることは言うまでもないw。
山崎さんも以前ブログで紹介されてました~
80年代のAretha Franklin と言ってもいいくらい素晴らしい。
Discogs によれば、相場は2~3ドルくらい。何が一体レコの値段を決めているのでしょう?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
3.
Dionne Warwick – Sensibility ( Scepter UPS 1102 S ) 国内盤 見本盤 LP インサート 1970年 100円 @都内レコ屋
Dionne ねぇさんは一応収集対象(安いしね)。ただし編集盤が多いので、もうその手の国内オンリーの編集盤は手を出さない方針。でもこのジャケを見て一目惚れ。そもそもこれって、オリジナル・アルバムの "The windows of the world" の国内盤ではないか⁉
Dionne Warwick – The Windows Of The World (1967, Serration, Vinyl) - Discogs
値札がなかったのでレジにて値段を聞けば、
「300円です」
「あ…じゃ要らないです」
「…そうですか、では100円で」
「買います!ありがとうございます!」
という底辺の交渉の末ゲット(笑)。Power ( = 金 )を振り回して買うと言っていた男はどこに行ったんや?
盤質は良いという事を確認し(でも背が半分ほど裂けていたことには目を瞑ろう!)帰宅。そして調べれば…レーベルに”見本盤”表記!プロモやん!…でも通常レーベルも赤でガックリ(涙)。
Discogs で調べれば…ジャケは上のリンクの オリジナル・アルバム "The windows of the world" と同じなれど、曲目が3曲のみ同じの日本独自の編集盤らしい(ガックリ)。この時代の国内盤って、独自に好き勝手にリリースしてるんだよなぁ。だから面白いって言えば面白いんですが。
Side A-1 "Lookin' with my eyes"
全12曲、Burt Bacharach & Hal David 作。ジャケも良いし、Dionne + Bacharach で悪かろうはずもない。しかし、今更編集盤はなぁ(涙)。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
4.
Kim Carnes – St Vincent's Court ( EMI America SW - 17004 ) US LP インナー・スリーブ 1979年 150円 @都内レコ屋
以前、たまたま買った Kim Carnes のベスト盤が気に入って、それ以来初期の彼女のレコを買うことに決めていた。
上のリンクで出てくるベスト盤(編集盤)は彼女の2nd & 3rdのA&M時代をまとめたもの。その2枚も難なく見つけて収集済み。その2枚も良いアルバムでした。
このレコを見るにプレス年が1979年で、EMIレーベルだったので、
「A&Mから移籍後すぐのアルバムか?」
と。時代背景もあって、80年代に入ってRock寄りになった彼女。派手な80年代の音は苦手ですが、70年代ならと抱えてみる。
店主としては、
「Kim Carnes は売れんしな…100円にしたら安いけど、200円は高すぎやで」
という判断の元、150円になったのか?素晴らしい判断や!
全11曲中10曲を自作 or 共作で固めている。Rod Stewartばりのしゃがれ声が素晴らしい。70年代末の、AORテイストも感じられる佳作。
因みに80年代に入った彼女は、1981~84年にかけ毎年グラミー賞にノミネートされ、1982年 ("Bette Davis Eyes" - Record of the Year ) 、1984年 (サントラ "Flashdance" - Best Album of original score" ) と2度受賞する活躍を見せる。
しかし…
シンガー・ソングライター名盤700 音楽之友社 2000年
SSW ( Singer Song Writer ) ガイド本の決定版とも言えるこの本には、Kim Carnes は入っていない(怒)。他にも Bob Seger, Shawn Phillips, Jimmie Spheeris 等々、重要人物がかなり抜けている。自分から見て有名でもなければ、紹介されている作品も名盤でも何でもないアルバムがかなり入っているのに!しかも Song Writer でもない人達(Art Garfunkel 等)が7ページに渡って紹介されてるし。
なぜこういう事が起こるのか?思うにそれは、人間が作るから編集者の好み(エゴ)が最後に出るんですよ。AIが選択してくれれば、こんなことにはならないだろう(ただし、AIは何が良いアルバムなのかは分からんでしょうが)。
続きはその内に(つづく…)。
★動きます★ ↓↓↓