最近のレコ活動③ ~ Power & the Glory | レコ屋巡りの夜

レコ屋巡りの夜

塩化ビニール(=レコード)中毒患者のトホホな日々を綴りたいと思います。
オリジナルが欲しいけど高いなら諦めます。

(前回のつづき)

GWに高額盤を入手し、安レコをチマチマ掘ることを止め、Power(金)& the Glory(高額レア盤)路線に完全にシフトした男。もう掘り師なんて自分を呼ぶのを止そう。これからはネット・オークションで高額入札&レコ屋の壁レコを静かに剥がしてレジに差し出し、カードでお会計なのです。そんな男がGW以降何を買ったか明らかにしようではないか!

 

 

★D店

東京近郊のレコ屋巡り言うたら、そりゃD店中心に行くしかありまへんがな~

 

Randy Vanwarmer – Warmer ( Bearsville BRK 6988 ) US LP シュリンク + ハイプ・ステッカー 1979年 100円

 

金に物を言わせてワイは買うんじゃい!…と都内D店に入ったは良いが、以前の数倍に値上がりしたレコを壁から剥がす…という所業に耐えること能わず。ここで無念の下段棚を覗き込み。そこで、2つのハイプ・ステッカー輝くシュリンクに心奪われる男一人。

 

現世はCity Popがブームと言うではないか?洋楽だとAOR ( Adult Oriented Rock ) がそれではないのか?そしてこれはAORの名盤ではないのか?様々な疑念渦巻き、レジにて検盤&美品確認後自宅に引き取る。Discogs で調べれば、どうやら歌詞付きインナー・スリーブが初期プレスにあった模様。上記レコにはなし(無念なり)。

 

珍しく刻印を見れば、両面に"MASTERDISK" 印あり!しかもA面には "RL"刻印(=Bob Ludwig ) がカッティングしましたよ、ダンナとある。そもそもマスタリングを彼が担当したと。このアルバムは極めて繊細かつ美しい音が入っているので、正に適任か。でかしたぞ、べアズビル。

 

しかし実際に聴いてみると…確かに"RL"刻印のあるA面は良い音ではあるが、いつもどおり飛び抜けているわけもなし。逆に"RL"刻印のない(=MASTERDISK社の他のエンジニアがカッティングした)B面を聴くと…エエェ?こっちはラウド・カットでエッジが立ってて音が良いではないか!A面から続いて聴いたので、思わず音量を下げてしまった(笑)。そんなバカな?これをお持ちの方、どうですか?自分的にはA面80点、B面90点くらいです。

 

 

"Just when I needed you most"(邦題:アメリカン・モーニング)は、全米ビルボード4位の大ヒットを記録した名曲。ランディは惜しくも白血病にて2004年に他界。享年48歳。合掌。

 

 

 

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ここまでを下書き保存した…と思っていたら、投稿ボタンを押していたらしいw SNSとは恐ろしいですな(笑)。以下はそれ以降に書き足した分です:

 

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Randy Vanwarmerを見つけた同じ下段の棚にあったのが:

Kenny Loggins – High Adventure ( Columbia TC 38127 ) US LP インナー・スリーブ 1982年 100円

 

Randy Vanwarmer同様、これもオリジナル盤でしょう。英語歌詞プリントのインナー・スリーブ付きである。これを聴いてたのが高校生の頃?ハマりましたね…。当時の週刊FM等の音楽雑誌で、やたらとこのアルバムをプッシュしていて、貸しレコード屋でこれを借りてテープで繰り返し聴いたものでした。

 

全曲 Kennyの作品 or 共作で占められ、特にA-1: Don't fight it ( Steve Perry - Journey と共作&共演…全米ビルボード17位 ), A-5: Swear your love の2曲が好きでした。当時はハード・ロックが好きだったのでハマったんですな。ただしその他の曲が洗練されたソフト系の曲で、結構拍子抜けしましたが。

 

他の曲は B-1: Heart to heart ( David Foster と共作…全米ビルボード15位 )もヒットしたな。このアルバムも全米1位…と永らく思ってましたが、どうもそうじゃないみたい?wiki 見ても書いてなかったです。

 

このアルバム、マジでどこに行っても(国内盤だろうが、オリジナル盤だろうが)300円以内で見つかります。その後の”サントラに身を売った男ケニー”のイメージが強いのだろうか?皆この人を無視する風潮がある気がするけど、これ、物凄い名盤ですよ。今聴くと、当時無視した他のソフトな音の方が自分に刺さるなぁ。全曲名曲。当時売れてなければ、今頃レア盤と化してセールで3万円とか付けてそうなもんだけど。実際にはバカ売れして、40年後の現在ではレコ屋で一番最下層の100円エサ箱に放置され、そして全ての人に無視される。何だかなぁ…レコっていったい何が正解なんでしょう?因みに美品で、音もまあまあ良かったです。シュリンク+ハイプ・ステッカー付きを見つけたら、また買いそうだ(笑)。

 

 

 

 

 

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そして同じ棚でこれも:

内ジャケ

 

Jefferson Starship – Freedom At Point Zero ( Grunt BZL1-3452 ) US LP 見開きジャケット、歌詞付きインナー・スリーブ 1979年 100円

 

自分は基本的に1974年以降の音楽をコレクト対象にしてこなかったので、Jefferson も "Starship ( 1974年~ )" はほぼほぼ無知状態。ただしyoutube 先生のおかげで何でも聴き放題なので、Red Octopus を気に入って買ったくらいかな?Randy Vanwarmer, Kenny Loggins と来たので、これも100円のオリジナル盤の美品だしなと勢いで購入。Rock Classic って高騰株のはずですが、どうも Starship系はそうではないの?

 

Jefferson Airplane と Hot Tuna時の分裂期を聴いて、結局 Paul Kantnerの戦慄(わなな)くギターと、Grace Slick のVo が好きなんだと確信。この2人がいるなら1974年以降でも…と思ったら、1979年作のこのアルバムには Grace Slick がいない!薬物中毒の治療のため一時脱退と(涙)。音は…と聴けば、ウ~ム…1980年代に迎える TOTO, Journey等のいわゆる『産業ロック』(=日本だけの呼称で、Discogs では "Arena Rock" と呼んでるみたい)の音。別に嫌いじゃないんですが…。別に買う程のものでもないか?(完!)

 

このジャケも意味不明。Side A-1: Jane が全米ビルボード14位のヒットとなったらしい。良いアルバムかもしれないし、多分売れたんでしょうけど…。

 

 

明日の仕事に響きそうなので、今日はここまで(つづく…)

 

★動きます★ ↓↓↓