議員貴族達への怒りから、レア盤購入! | レコ屋巡りの夜

レコ屋巡りの夜

塩化ビニール(=レコード)中毒患者のトホホな日々を綴りたいと思います。
オリジナルが欲しいけど高いなら諦めます。

この国に蔓延る(はびこる)国会議員という名の貴族たち。国民には1円単位の税金を搾り取り、自分達は1千万円の裏金を把握されながら起訴すらされない。野党も野党で自民党を罵るのみで、裏金を規制する法案を作ると言う者すら誰一人現れず(自分たちの首も絞めるからか?そんなんだから、お前たちは万年野党なんだよ!)。与党も腐っていれば、野党も腐っている。だから国民の約半数は支持政党なしで選挙すら行かず。選挙に行った者たちは政党支持率通りに投票するから、結果はいつもと同じ。

 

許せん、許すまじ‼オヤジ掘り師の怒りは頂点に達した!何でこんな連中に、1人当たり年間総額4千万円以上も予算を組まねばならんのや?こちとら税金の支払いだけでピーピー言って、欲しいレコすら買えずじまい。オカシイ、絶対にコレはおかしい‼

 

…と、税金を払うがために働いている現状がアホらしくなった男は、頭に血が上ってレア盤を買うことにした!

 

 

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Ebay で探す

 

ウ~ム、どうせ買うならここ数年ずっと狙っていた奴(レコ)にしよう。国内では見つかりそうもないレコなので(本当はD店で2回見たけど、高くて断念)、取り合えず運が良ければ安く買えそうな Ebay (=海外のヤフオクみたいな感じ)を久しぶりに覗いてみる。

 

 

この黒ジャケレコ ( USプログレバンド Westfauster 唯一のアルバム) が欲しくて5年程指を咥えて、どっかに安くないかな?と彷徨い歩いていたわけです。上の37,000円はどうにもなりませんが、下の9,000円なら+送料で1万円少しくらいになるか?と希望を抱く。しかし実際に商品内容を見ると、レコ番号も書いてなければ写真も表ジャケだけである。いくら何でも9,000円も出しで再発は嫌なので、入札前に出品者に聞いてみることに。

 

ここ数年はログインすらしてなかったな…と大昔に使ってたIDを使うも、どうやら削除されているみたい(涙)。仕方ないと数年前に作った2つ目のIDでログインしようとするも、仕様が変わったらしくヤフオクの様に、『登録されたスマホにテキストを送ったので、それを入力して下さい』的なメッセージが画面に(汗)。このスマホの番号…今と違うわ。アカン、これでは永遠に埒が明かんと2つ目のIDも死亡(涙)。

 

クソッたれが!と急遽新IDを作り、現在使用中のスマホ番号を登録してやっとログイン成功(フ~)。で、出品者に質問してみる。

 

「これってオリジナルっすかね?なら欲しいんですが」

 

と。すると、その日の深夜に返信あり。出品者は米国人らしく、時差は12時間くらいあるので返信があれば大体夜中である。すると、

 

「オオッ…これはリイシュー」

 

とな(不毛な議論終了)。

 

 

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Discogs で買おうとするが…

 

ならばと今度は常にレア盤を保有しているサイトとなると、やはりDiscogsである。

 

 

最安値は50ドル~ですが、よく見りゃ盤のみで盤質VG(=Very Good )。VGと言ったって、実質キズだらけの、コレクターからは避けられる悲しみのグレーディング。2つ目にあるのも "No Cover" と。よくも盤のみで売ろうとするよなぁ。日本人の感覚じゃ考えられんよ(笑)。

 

因みにDiscogs は米国のサイトで、グレーディングは Goldmine を採用。Ebay なんかは 

 

Mint (M) > Near Mint (NM) > Excellent (EX) > Very Good (VG) > Good (G) > Fair (F) > Poor (P) 

 

という感じですが、Discogs が採用するGoldmine表記 では、上の "Excellent (EX)" 表記がない。なので、通常は "VG+" になっているのが 『状態良好』のはずですが、EXがない分状態表記が曖昧で、幅が広いとも言えるのです。怖いんですよ、海外から買うって。本当にボロいレコが普通に届くので。

 

また、Ebay と違って Discogs では出品されている商品の画像が掲載されてない。マジでこれは通販的には致命傷だよなぁ。なので、毎度購入する前には出品者に連絡して画像を数枚送ってもらうんですよ。Ebayでは出品者と購入者間のやり取りは Ebay 内に厳守されてますが、その点 Discogs は出品者の email が表記されていて、かなり緩い(笑)。こういう緩さは好きですな(笑)。

 

で、一応VG+/VG+(Cover / Disc) = Discogs では状態良好品を探し、一枚買えそうな(=でも高い)のをピックアップ。出品者の評価1000以上で、100%に近いし良いかなと。早速連絡して画像を数枚送ってもらうことに。

 

相手は米国で小さいレコ屋をやってるらしいプロで、対応も早い。連絡して6時間後くらいには画像をメールしてくれた(嬉)。オオオッ、これは美しい!ジャケはEXだ!…しかし

 

「盤面の画像も送ってくれ」

 

と言ったのに、それは送ってくれなかった。これは盤がヤバいのか(汗)?いやぁ…ジャケが美品状態で、盤だけボロボロってあるか?ここら辺は長年の勘に頼らざるをえないんですが、こちとら買う気満々なので、結局買ったらんかい!と。

 

しかし… "Add to Cart" ボタンから "PayPal" 支払いボタンを押すも、

 

『問題が発生しました。後ほど再びお願いします。』

 

と。これが何回やっても表示される!自分のPayPal口座(=海外通販での支払いは、大抵このPayPal 一択。国内の"○○Pay" は全てPayPal から来ている…と思ってます。因みに初期のPayPal のCEOは、現"X ( Twitter )" のイーロン・マスク氏 )には残高的に問題はないし。どうなってるんや?

 

これはブラウザがあかんのか?とChrome から Edge, 更に Firefox へ変更するも全て結果は、

 

『問題が発生しました』

 

だと!!クソが!そんなにワイがレコを買ったらあかんのかい⁉ 怒りに打ち震えた男は震える指先で、Discogs の Help Center へ怒りの報告。

 

「PayPal で支払われへんのや!どないなってるん?」

 

下手すりゃ、こうしている間にもこのレコが買われるかもしれん(ハァハァ…)。早く、早く何とか対応してや!

 

すると日本人スタッフが常駐しているらしく、1時間後にはすぐメール連絡あり。

 

「(略)…申し訳ありませんが、PayPal にお問い合わせて、残高に問題がないか証明書を作成して送って頂けませんか?」

 

だと!F*****CK!! 頭オカシイのか?問題ないっちゅうに!そう言えば、以前もDiscogs で買おうとしてエラーが出て断念したんだよな…と思うも、今回ばかりは諦めきれん!とブチ切れメールの応酬である。Help Center って、客が納得しない限り何度も返信してくるんですが、その内容が、

 

「弊社の支払いシステムにエラーが発生すれば、他のお客様からも報告があるはずですが、今回はお客様だけです。ですので…」

 

と(涙)。まぁ論理的に考えればそうなんですけどね。でもこっちは口座的に問題ないしなぁ。

 

あぁ、こいつらに頼んでもどうしようもないかと、ブラウザのキャッシュをクリアし、時間を空けながら7~8回くらいトライ。そして遂にエラー表示が出ない画面に!やった!…ってこれが普通だと思いますが(笑)。

 

 

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レコ箱到着!

 

ヤフオクと違って、海外から買ったら次は待つのです。これが意外に楽しかったりして(笑)。私は以前は海外(主に Ebay ) から買うことが主だったので、10日位レコ箱を待つのが当たり前でした。なので、ヤフオクやアマゾンみたいに、翌日配送なんて驚いてしまうし落ち着かない。

 

そして今回は税関でのチェックに時間が掛かったのか、15日程到着に時間がかかりました~。下手すりゃ関税を取られかねなかったんですが、今回はスルーしたみたい(ホッ。郵便だと、全数検査ではなく抜き打ち検査のようです)。

 

届いたのは…

ゴリゴリに梱包されてまんがな(嬉)!

 

開封すれば…

中敷きの段ボール板でサンドイッチされている念の入れよう(賛辞)。

 

そして…

オオオッ、美しい!!

 

裏も同様

 

背もバッチリ!

 

CS( Company Sleeve ) も抜けなしピンピン!

 

Westfauster ‎– In A King's Dream ( Nasco ‎Nasco 9008 ) US LP カンパニー・スリーブ付き 1971年 USD148.99 ( = 価格 USD135 + 送料 USD13.99 )

 

 

送料30ドルが当たり前なのに、13.99ドルとかなりの低姿勢(その分、値段に上乗せされてるかも)なのも購入の一因。慣れ親しんだ数年前の1ドル=100円なら15,000円程。しかし今は…。知りたければ、昨今の為替レートを掛ければよい!F*CK!!

 

 

nascoという、US弱小プログレ系レーベルの1枚。LPは数枚しかリリースしてませんが、その殆どがプレミア付き。UKで言ったら、Neon, Nepentha レーベル辺りだろうか?この nasco というレーベル、Nashville(カントリーなど、USルーツ・ミュージックで有名)で設立されたらしい !!

 

そんな弱小レーベルなのに、STERLING 刻印が!独立系のマスタリング会社のカッティングで、実際に音は良かった(嬉)。スタジオ内の空気が聞こえるような感じ?それにしても、わざわざ金を掛けてSterling 社にカッティングしてもらうとは、ちょっと驚いてしまった。予想通り、盤も美しい(ホッ)。高いだけのことはありました~。

 

 

 

トリオ(!!) によるUSナッシュビル・プログレ。浮遊感のある独特の音は、とてもトリオとは思えぬ世界。メンバーもこれ1枚のみで、後は消息不明。有名だろうが無名だろうが、素晴らしい事には変わりない。あぁ、3月にして早くも2024年レコード大賞決定であろう。

 

 

 

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腐れ議員貴族に対する怒りが、結局レア盤購入して満足するという意外な結末となりました(笑)。人生何が起こるか分かりませんね(何を言っているのでしょう?)。

 

次回は…このまま金に物を言わせるレア盤ゲット作戦…とは真逆の、『(仮)レコを求めて旅に出る!』です(…つづく)。

 

 

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