北陸スリリング旅行(2) | 精神療法士ミミネコのブログ:Let there be light     

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地球が光溢れる場所になることを願って。

お待たせしました。(誰も待ってないか?)

 

年内に終わらせてしまいたい、北陸旅行記。(来年になったら絶対忘れる。もうかなり忘れている。)

 

ええと、金沢についたところでしたね。

 

そう、金沢からレンタカーを借りて、目的地にナビをいれ、一路、福井へ向かったミミネコ。目的地まで、高速を使って1時間余りのはず。

 

が、走り出してしばらくして、なんかおかしいことに気づいた。

 

ナビがおかしい。

 

全然、車は進むが、ナビが進まない。今、どこにいるかわからない。

 

スワイプしてスワイプして、走っている先端を見つけて、ようやく、現在地とマッチ。

 

だけど、また、走るうちに、地図から印が消え、どこにいるかわからなくなる。

 

スワイプ、スワイプ。見つけた、ここだ、よかった。ホッ。

 

ってか、こんなナビ、あり!?

 

いちいち、手動で現在地を見つけないとダメなナビって、どんだけ不便。今までこの車を借りた人、誰も文句いわんかったんか!?

 

こんなお粗末なナビ、みたことない。見た感じ、純正のナビみたいだけど、レンタカー屋に返す時、クレームいわなあかん。

 

しまいに、スワイプして現在地を探すのが間に合わなくなってきた。高速に乗ったし、いちいちそんなことして、わき見運転してたら怖い。音声はあっているので、音声を頼りに走ることにしたが、音声だけだと、やっぱりやりづらい。いっそ、音声なくて、地図だけあったほうがいいくらい。

 

とかなんとか思いながら、知らない土地で、今どこを走っているかわからない、不安なドライブを30分くらいしたころでしょうか、ふと、ナビの下に「現在地」というボタンがあるのを見つけました。

 

試しに押してみました。

 

地図の画面が変わり、走っている先端がちゃんと地図に現れました。

 

そう、間違っていたのはナビではなく、ミミネコの方でした。なんかしらんが変なボタンを押したまま、走り出していたのでした。

 

おかげで、スリリングでエキサイティングなドライブを楽しむことができた、これも、ミミネコの(なんでもよく間違えるという)才能のおかげでしょう。

 

石川から福井に入り、天気は曇りがちだったのですが、空が広くてきれいだなあ、福井って、なんだか日本昔話の、里山の雰囲気だなあ、と思い、ドライブを楽しむうちに、日が暮れてきました。

 

福井って、なんだか奈良に雰囲気が似ている気がします。古い日本の時代のエネルギーが残っているというか。

 

そうこうするうち、目的地である、福井県武生の手前の、鯖江という町に入ったとき、山に大きな眼鏡の形のライトが、これ見よがしに光っているのが見えました。なんだろうと思い、休憩がてら、鯖江のサービスエリアによってみたら、鯖江の名物は眼鏡ということが判明。眼鏡が名物!眼鏡って食べられるのか。(食べられるわけない。)こんな、自然豊かなところで、名物が人工物というのが不思議じゃ。

 

そこから間もなくして、目的地の武生につき、宿で疲れた体を休めたミミネコだったのでした。

 

そして翌日。武生で用事を済ませて(用事がなにかというと、お墓参りでした)、石川に戻るべく、また車を走らせるミミネコ。

 

北陸の日本海を時折見ながらのドライブ。時々晴れ間がのぞいたけど、だんだん曇ってきて、曇天に荒れた海を見ると、ジェロ(黒人の演歌歌手)を思い出しました。このミュージックビデオ、演歌なのにヒップホップダンスを踊りまくっている、そのギャップが非常によろしいこのビデオ。ぜひ、見てみてください。ジェロ、歌、うまいし、かっこいいですね。

 

 

 

あと、旅行中、気になったのが、福井とか石川とか、北陸って、原子力発電所がたくさんあること。

 

福井も石川も、大部分がとても田舎で、いわゆる何もないようなところだけど、本当は何もないところなんかないんですよね。人工のものがあまりなく、産業的に発展していない場所を、人はよく、なにもないっていうけど、そういうところには、大地があり、植物があり、きれいな水や空気がある。動物もいるし、魚もいる。

 

そんな場所に、お金目当てで原発を立てるって、よくないと思う。心が痛みます。

 

本当は、原発って必要なくて、ほんの少し、人が電気の無駄遣いを辞めたら、人類は電気は十分まかなえる。原子力って、そもそも人間が扱えないほど危険極まりないもので、原発を作った方がずっとお金がかかり採算が取れないのだけど、ごく一握りの人がとても潤うので作っているもの。それを知らない多くの人は、甘言を聞いて、目先のメリットに目がくらみ、立てることに同意してしまう。こういうことだと思っています。

 

話を戻しますが、え~と。どこまでいったかな。

 

そう、北陸旅行の2日目。どうせなら、温泉とか、行きたかった神社とか、色々行って楽しもうと思ってきたので、2日目は石川県の海の近く、千里浜の温泉宿に泊まることにしていました。

 

土地勘がなく、暗くなってから運転して、迷ったらいやなので、夕方ごろ着くように予定を組んでいたのですが、なにしろ日が短い12月。夕暮れ時、あと数キロで宿につくというところで、ナビ通りに車を進めていくと、なんと、砂浜に入ってしまった。道路じゃない、砂浜。でも、どうみても、ナビはここを走れという。それも、自信たっぷりにいっている、ナビの声が聞こえそうだ。右手にはジェロが歌ってそうな日本海の波しぶき。前を見ると、いくつものタイヤの跡。なんか知らんけど、ここを走ってもいいらしい。

 

夕暮れのトワイライトゾーン、暗くなりつつあるとき、数メートル向こうに海の波しぶきを見ながら、砂浜を車で走るのって、結構怖いもんです、みなさん。遠く、前のほうに、走っている車のライトがあったから、まだちょっと安心しましたが、マジでスリルたっぷりでした。ナビのやつ、はよ、もとの道路に戻してくれんかな、と思いました。

 

あとで調べてみたら、なぎさドライブウェイとかいって、世界でもめずらしい、波打ち際を車で走れる道なんだそうですが、そんな道、走らんでもいい!好き好んで走ってたんとちがう!冬の日暮れ時、不慣れな土地で、先を急いでいるときは、普通の道路、走らせてくれ、と思ったミミネコでした。

 

さて、年末で忙しいので、旅行記はこの辺で終わりにします。

 

2泊3日の北陸旅行、色々ありましたが、大変楽しく、満喫しました。

 

最後に、金沢で食べた、ふのパフェが、今までの人生で一番おいしかったことを記しておこうと思います。(そして、値段も、今までで一番高かった。1300円くらいだったかな。でも、また言ったら、絶対もう一回食べます。)