安定した生活の確保（お金）
職業生活の質の向上（やりがい）
どっちも大切で、どっちも必要
昨年から、4年の任期で
教育委員会の役職に就いています
昨日は、研修会で
SSWr（スクールソーシャルワーカー）
の方の、講演がありました
スクールソーシャルワーカーとは、
スクールカウンセラーとは違って、
子どもたちが、学校や日常生活で直面する
苦しみや悩みについて、家族、友人、学校、
地域などに働きかけ、福祉的なアプローチで
解決を支援する、専門職です
例えば、「不登校」だとすると、
本人の心の問題だけではなく、
家庭環境や貧困が絡んでいたり、
友だちや先生など、取り巻く環境との
関係だったり、理由は様々ですよね
スクールカウンセラーが「個人の変容」
を目標にするのに対して、
スクールソーシャルワーカーは
「生活の質の向上」を目標としています
前置きが長くなりましたが
今日のブログは、別の視点を書きます
その講師（SSWr）が、
講演の最後に、おっしゃったんですよね
「私は、
頼りになる夫が居るので、
食べられています」
その方のキャリアは、
19年間、小学校教員として勤めた後、
介護福祉士、社会福祉士の資格を取得
介護職、家庭相談員を経て
現在は、SSWrのスーパーバイザーです
もしかすると、介護離職などが
絡んでいたのかも？
キャリアシフトされていますが、
教員の経験も活かした上で、
学び続けられている、
すんごいキャリアと、実績をお持ちです
ところが、
現在、認知度の低いSSWrは、
労働条件が低く、非正規雇用、
会計年度任用職員、時給制とのこと
せっかく、大学院で専門的に学んだ
有能な院生が、志を持ってやって来ても
生活を考えると、職業として選択できず
結局、良い人材が他に行ってしまう、
という現状があるのだそう
何だか、色々なことが、
すごく、もったいなくて…
残念です…
そして、思うのは、
SSWrに限らず、同じようなケースは
他にもある、ということ
わたし自身も、
行政職員として20年間勤める中で、
NPO法人や、公益団体と関わってきましたが、
社会に必要な活動であっても、
若い人材を確保できず、伸びきれない
という状況がありました
「幸さんは、しっかり給料出るから
いいですよね」なんて言われましたしね
安定した生活の確保（お金）
職業生活の質の向上（やりがい）
どちらも必要で、どちらも取りたい
永遠のジレンマなのかな…
わたしも、公務員を辞めたのは
お金だけでは満足できなくて、
他に求めるものがあったからに
他ならないわけですが、
それは、頼りになる夫がいたから、
思い切れた部分も、確かにあって
ライフシフトを考える上では、
子育てや介護なんかも含めて、
家庭内で調整するのは、有り、
一時的に夫婦どちらかの
仕事の割合が減るのは、
戦略として、ありだと思いますけどね
ただ、女性が
「私は、頼りになる夫が居るので
食べられています」
という状況で在り続けるのは、
もったいない、と思います
人口構造が変化する中で、
国も、女性や高齢者の就労を
推し進めていますけれど、
単に、安い労働力として使われるのは
絶対に防ぎたい！
必要な場所に、
必要な能力が充てられて
適正な賃金が支払われること
今回の講師先生も、
一石を投じられました
「やりがい」を感じる仕事で、
最大の能力が引き出されている
このマッチングが
全体の生産性の向上に繋がる、
とも思いますしね
社会を変えていくためには、
わたしたち、働く一人ひとりが
自分のスキルや能力をしっかりと示して
声をあげる強さを持つことも、必要です
女性、高齢者への追い風に
いいように使われるのではなく、
こちら側が、
風を利用して、上昇しましょう！
そのためには、まず、
流されない！
主体的に生きると決める
ことです
お金も、やりがいも
どちらも取りに行く！
それが、
社会貢献にもなるのだから 
あなたの人生が、
まるごと豊かでありますように
ライフキャリアコーチ 遠藤 幸（Miyuki Endo）
MCC / 産業カウンセラー / 国家資格キャリアコンサルタント
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