同居している父親から、「鉢植えのところに最近シジミチョウがいる」との話が。
おそらく、外に出していた時期にシジミチョウが産卵、幼虫が育ち、それを冬になって室内に取り込んだことで・・
室内で暖かいので、春と勘違いして羽化したのでしょうね。。(^^;
これはかいわいそうなことをしてしまったなぁ、と、種類だけでも調べてみようと思い、写真撮影。
なんじゃこいつは。(´゜д゜`)
普段見慣れている、ベニシジミやヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、などのシジミチョウとは見た目が全然違います。
ベニシジミ
ヤマトシジミ
ツバメシジミ
ウラギンシジミ
ムラサキシジミ
このシジミチョウは、ずいぶん目立つ黒斑が多数。
あと、写真を撮って気づいたのですが、小さいながらも尾状突起がありますね。
となると、ツバメシジミの類とかでしょうか?
ですが、私の知っているツバメシジミはこんな目立つ黒斑はありませんし、色合いももうちょっと違う気がします。
あいにく、手元にチョウの図鑑がないのでインターネット上で検索してみました。
候補にあげていたのが、
・ゴイシシジミ
・ゴマダラシジミ
・オオゴマシジミ
などのシジミチョウ。
しかしながら、どれも特徴がピタリ一致することはありませんでした。
それに、先述のとおり尾状突起がありますし・・
なんだろうな、なんだろうな、と思って調べ続けたところ・・・
「ひょっとしてこれじゃねえか?(´゜д゜`)」と思うものを発見。
「ムシャクロツバメシジミ」という外来種のシジミチョウ。
写真の特徴をみると、ほぼピタリ一致していることがわかります。(^^;
黒斑の位置や配置、尾状突起、尾状突起周辺のオレンジ色のような模様。
ほぼこいつじゃん。。(´゜д゜`)OH!
私の住んでいる愛知県では2013年に発見されたもののようです。
https://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/gairai/search/pdf/88_2021.pdf
「STOP!あいちの外来種 移入種対策ハンドブック」のページ(愛知県自然環境課)より引用
主な食草はベンケイソウ科の植物だそう。
うちの鉢植えも、見事にベンケイソウ科の植物でした。。(^^;
この鉢植えについていたのでしょうね。
父親いわく、「今までにも数匹いた」とのこと。
民家の一角でそんな数匹いるとは・・結構分布拡大しているような気が。。(^^;
最初はただ単に「シジミチョウが羽化してしまった」ということだけかと思っていたら、こんな微妙な結果に。。
外来種となると、「なんだかな」と、やるせない気持ちがありますね。(苦笑)
家に虫なんかが迷い込んできたら、ちょっと調べるようにしてみるかな・・w
ではでは。