先日購入した、SIGMA 18-35mm F1.8 ARTレンズ。
年明けにメーカーにピント調整に出す予定なのですが、年末年始の仕事休みを使って自分なりに調整してみることにしました。
面倒なピント調整作業
ピント調整作業をするため、まずはカメラとレンズをマッスルドッキング。
カッコイイ・・(´゜д゜`)←
そして、datacolor SpyderLensCal というものを使用します。
これ、買う前はアホみたいな値段(←)だと感じていたのですけれど、買ってよかったと思います。
「ピントがずれてるかな・・?」と感じた時にはこの器具と実際の被写体を使っての撮影をして調整しています。
で、このレンズは18mm、24mm、28mm、35mmの焦点距離で調整ができるようになっています。
それぞれの焦点距離で、0.28m、0.35m、0.5m?、2m~∞の距離でのピント調整をするわけです。
つまり、16か所でのピント調整が必要になってきます。(^^;
この器具からカメラの撮像素子までの位置を上記の距離にあわせ、18mm、24mm、28mm、35mmの焦点距離でこの器具を撮影します。
実際に撮影するときは、まずはライブビュー撮影をします。
ライブビュー撮影ではピントズレが起きていない(らしい)ので、それをもとに、ファインダー撮影をしたときのズレを見るわけですね。
ピントの合っている位置が目盛りの「0」のところにきていればジャスピン(調整の必要なし)、0より前に来ていれば前ピン、0より後ろにきていれば後ろピン、です。
こんな感じです。(画像はトリミング済み)
ライブビュー撮影:ジャスピン(0の位置にピントが来ています)
ファインダー撮影:やや前ピン(0よりやや手前側にピントが来ています)
自分がやるときには、ライブビュー撮影を1枚撮影してから、ファインダー撮影を数枚して、ピントのズレかたの傾向をみます。
で、ズレが確認されたらレンズをカメラから外して、SIGMAのUSBドックにつないで、SIGMA Optimization Proを起動してピント調整画面に入ります。
それぞれの領域でのピントズレを調整するのですが、前ピンだった場合は「+側」に、後ろピンだった場合は「ー」側に調整して、「書き込み」をします。
調整のやり方は、SIGMAの公式YouTubeチャンネルで見ると分かりやすいかもしれません。
ちなみに、「どれくらいのズレでどれくらの数値を動かせばいい」といった指標はありませんww
自分は何度か実施しているので「これくらいのズレならこんなもんかな・・」「もうちょいだったか・・」と数回繰り返せばだいたいOKなのですが、最初にやったときはチンプンカンプンでしたww
で、調整が終わったらまた撮影して確認。
ずれていたら、またレンズを外してUSB DOCKにつけて調整作業・・・・
再度撮影して確認・・
・・ということを延々と行うわけですww
ああああああああ!!(´゜д゜`)
めんどくせええええええええええ!!!(´゜д゜`)
自分は結局メーカーにピント調整に出すので、今回はだいたの調整にとどめておきましたw
3時間ちょい苦戦して、最終的にはこんな感じになりました。
やはり、各領域でズレが発生していました。
接合するカメラによっても異なるでしょうし、これは致し方ないことかと。
とりあえずこれで使ってみて、また使いながら微調整をしていきたいと思います。
1つ気になったこと
ただ、調整作業中に1つ気になったのが、ピントうんぬんよりもそもそも測距がズレるということが複数回ありました。
同じ距離で撮影していても、シャッター半押ししたときに微妙に距離計がズレることが何度かありましたね。
おそらく、これがレビューなんかでも言われていた「フォーカスが安定しない」「フォーカスが暴れる」ということなのでしょう。
これはこのレンズのクセなのかもしれませんね。。
なので、実際に撮影でこのレンズを使うときは、「同じ被写体を何枚か撮影しておいて、後でちゃんとピントが合っているものを選ぶ」というやり方が必要かもしれません。
それか、ピントがばっちり合っている写真を量産したいのであれば「ライブビュー撮影」で撮影する、という方法ですかね。
おわりに
久しぶりにやってみて、以前よりは勝手がわかってきたものの、やはり手間かかるのには変わりないですね。。(^^;
ただ、手間をかけたレンズのほうが愛着がわく気がするので、これからも動画・静止画問わず使っていきたいです!
ではでは。