お皿の中に赤い色があると華やかな印象になって、食欲もそそられます。
それに今の季節に「赤」は欠かせない色!クリスマスですもの。
スパイスで「赤い色」といえば 「パプリカパウダー」
スーパーの野菜売場にある赤や黄色、オレンジの「パプリカ」が原料です。種を除いて乾燥させた赤いパプリカをパウダーにしたものです。ほんのりと野菜のパプリカの香りがします。
原産地は南アメリカ、ルーツは唐辛子です。コロンブスによってヨーロッパに持ち帰られた一部が品種改良を重ねられるうちに辛味がなくなり、現在のパプリカになりました。
ハンガリーでは欠かせないスパイスで、グラーシュというスープやパプリカーシュ・チルケ(チキンのパプリカソース)の色、風味付けなど多く料理に使われています。また種子も一緒にパウダーにした辛味のあるホットパプリカは、唐辛子代わりに使われます。
スペインでもジャガイモの煮込みやガスパチョなどに使い「きれいな赤」を演出しています。
パプリカの赤い色は油に溶ける色素なので、スープなどを作る場合は材料を炒める時に一緒に入れるなどして、油分に色をうつすようにして使うと失敗がありません。
肉や魚はもちろん、卵、チーズ、ジャガイモなどとの相性が良く、重宝なスパイスです。ドレッシングにいれると魅惑的なドレッシングが出来上がりますよ~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
またパプリカには、体内でビタミンAに変わるβカロチンが豊富に含まれていて、抗酸化作用や肌や粘膜への効果が期待できます。ピーマン100gと同量のβカロチンが、パプリカパウダーなら小さじ半分で赤い色にすごいパワーが秘められてますね~。
クリスマスカラーといえば赤!この機会に使ってみては?