『声』『言葉』に支えられて | Le petit chateau “ fleurs Miho ”

Le petit chateau “ fleurs Miho ”

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  こんばんは

   楽しかったランチパーティーから
   一夜明けて出勤すると
   とても嬉しいことがありました。 


   お時間の許すかたに

   お目通しいたけましたら幸いです。

   先ごろ開催の見学相談会に 来られなかった

   40〜50歳代のご兄妹が

   お母さまのご入居相談にご来館され

   正式にお母さまのご入居の

   申し込み依頼がありました。


   受け付けた後には

  ご家族同伴で入居予定者の面談を

  させていただきます。


  次いで社内の要職で構成されるメンバー

  での審査会…これにパスしてようやく

  『契約→入居』の運びとなります。

  

   ご相談を受けたご兄妹。

   妹さんは隣市に在住で、直接的な相談者。


   お兄さんは

   京都の大学をご卒業後の就職以来、

   北海道の田舎まちI市のご在住。

   「自分でも母親の住まいの候補先を

   確かめたいし話も聴きたい。」との思いから


   出張日程をやりくりしながら、はるばる

   滋賀県まで見学相談にお越し下さいました。

   とっても仲の良いご兄妹で穏やかな2人。


   要介護2のお母さま。

   現在は近畿関西圏の

   比較的大阪よりの自宅で独居とのこと。


   年齢相応の現象だと思っていた

   2年前からのお母さまの物忘れ…。

   今年5月頃から通帳がない  印鑑がない…と

   1日に何度も昼夜を問わず電話が…。


  遠方で忙しくしている兄には

  実質的な協力要請は出来ず

  小学1年生の子どもを育てながら

  娘さんは片道3時間ほどの実家へ通い

  電話は日に何度も…。


  火の始末も不安になり

  宅配夕食の手配など

  介護や福祉サービスのことを

  よく知らないなりに

  必死に頑張ってこられました。


   その日

   午前中は系列事業所、午後は弊社へ

   訪ねて下さる熱心さ…。


   「介護は無知・未知の世界で

   やっと勉強を始めたところなんです。」

   語り出すお2人に


  「Iさん

   ここまでわからないなりに頑張って

   お母さまを支えてこられましたね。

 

   お兄さまにも伝わったからこそ、

   揃っていらして下さったんですね。」

   静かに話しかけました。

  妹さんの大きな眼から

  両手で顔を覆うより先に

  ぽろぽろと雨の雫のように

  とめどなく零れ落ちるものが…。

  

  隣で優しく妹を見つめる兄も

  スーツのポケットから

  ハンカチを取り出すと

  片方の手で眼鏡を浮かせ…

  目頭を左右交互に押さえていました。

  「医療福祉の分野は特に、

  知識のあるものには恩恵があり、

  そうでない者には

  冷淡な世の中…に感じられますね。


  だから、例えご相談だけでもよいので

  “餅屋は餅屋”に任せて下さったら

  いいんですよ。


  自分たちの暮らしぶりがまだまだ

  忙しい生産労働年齢の世代です。


  おひとり或いはご兄妹だけで抱えず

  重い精神的ご負担は

  おろして下さってわたしたち

  プロに委ねて下さったら良いんです。


  その空いたお時間を

  ゆっくりお茶や趣味、睡眠などに

  まわして下さったら少し楽になりますね。」

  と続けました。


  スタッフが淹れてくれたお茶を

  ようやく口にしてくださいました。


  お2人の表情が緩み

  笑顔で居住まいを正す瞬間でした。


  「ここに来て本当に良かったです。」

   「遠くから来た甲斐がありました。

  なんだかとっても、安心しました。」


  こんな言葉をいただいて

  思わずもらい泣きしてしまいそうでした。

  ご入居者以上に

「『ここに親を預けた

  のに、わたしたちがここにくるのは

  Ishida さんやスタッフさんが

  いつも気にとめて愚痴を聴いてくれたり

  励まして下さるから』なんですよ。


  家族である“私”が癒されて帰れるんです。

  いつも気にとめていてくれて

  ありがとうございます。」


  ご入居いただいたあとも

  こんな言葉を何人ものご家族から

  いただきます。


  だから…

  どんなに辛いことがあっても

  投げ出したい逃げ出したいと思っても

  今こうして居る・在るのは

  『声』『ことば』に支えられてきた

  といっても過言ではありません。

  

  見学・相談にお運びくださるかたですから

  同業他施設も同時にご検討なさっています。

  一期一会のご縁の場合もあるでしょうが

  それでも精一杯

  心を込めて関わらせていただきます。


 「貴女に会えて良かった」

  の声にも励まされつつ…


  お読みいただきありがとうございます



  今日というかけがえのない1日
  あなたとわたしに
  「お疲れさま  そして  ありがとう」

   あなたが
   愛と優しさに満たされ
   豊かな幸せを受け取れますように…♡


      ハピネスリッチコンシェルジュ  
      ハーブティー&
      メディカルハーブインストラクター    

        Le petit chateau “fleurs  Miho”        
                                  石田     美保    

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