師走
「台湾の茶旅に行ってくる」と話したことから、日本茶の講座ですが、「台湾茶を楽しむ講座」をやりませんか?という早川先生からのオファーで、本日講師を務めさせていただきました。
〜新竹•南投茶農家さんを訪ねて〜
茶旅を通して、台湾茶の品種やお茶の歴史、今の台湾茶業、トレンドについてお話いたしました。
どんなお茶を出そうか、分かるように話すために今まで学んできたものを引っ張り出したり、茶旅でも質問を積極的にしてみたりと私自身も多くの学びとなりました。
白鷺 青心大冇
茶博の旭美製茶所
ウェルカムティーは、温と冷茶で味わい香りを飲み比べ。
見たところ水色の薄さから、薄そう〜と見せつつ。
花香寄りの控えめ奶香(ミルクの様な香り)の香りの高さと茎が甘さも出しつつ、茶葉を多めのしてしっかり滋味のせて旨味を味わう作戦。
紅茶と烏龍茶の良いとこ取りの紅烏龍茶。
人気がグングン上がってますね。
お湯で茶葉を開かせ、一晩水出し。
伝統的な烏龍茶の焙煎の味わいもチラリと感じつつ甘さと香りを冷たい冷茶でも出るように。
炭焙の炭の香りが面白いのでは?と思いチョイス。
日月潭紅茶(蜜香紅韻紅茶)
ランチタイムのデザートの時に出したのですが、蜜香の甘みがあるので少し抽出時間を伸ばして渋みを少しだけ出るようにし、スイーツと合わせてみた。
東方美人茶(白鷺)徐耀良茶園
白鷺(台茶1号)
りんごのような、果物の蜜っぽい甘さの香り。
東方美人茶(青心大冇)
徐耀良茶園
たぶん、皆さんが知ってるThe東方美人茶という味わいではないでしょうか?
花蜜香がフワッと香る。
品種茶の違いや、茶葉を見比べてもらいました。
話しながら、お茶を淹れたりなんて普段のお喋りしながらのゆる〜いお茶会と違い、かなりオタオタしてしまいました。
しかし、早川先生が後ろで茶杯を温めるタイミング、さり気ないサポートをしてくださり、気持ちよくお茶淹れ。
割烹かねこさんのスタッフさんのお湯の準備やお茶出し、進行を見ながらテキパキと。
温かい目で見守りながら聴講してくださった生徒さんのおかげで、無事に終えることができました
実は、当日までパワポのUSBを忘れた、資料が無い、話すこと忘れた等...
何度か「はっ!」と目が覚めて「夢で良かった...。」となるくらい夢見の悪い数日を過ごし緊張していました
でも、お茶の話しをするうち楽しくて、途中から自身も楽しみながら進めていくことができたので、とても素晴らしい経験ができ、今回声をかけてくださった先生、忙しい年末にも関わらず参加してくださった生徒さん、割烹かねこさんに心より感謝いたします。
今年のお茶活、沢山のお茶、沢山の縁に恵まれとても幸せでした。
来年も、多くの素敵な茶縁に巡り会えたらと思っています。
皆様にとっても、良い年でありますように。