万年筆と今日の時計
万年筆が好きで、このところ再びよく使うようになりました。
とはいえ、使い勝手はボールペンに太刀打ちできないし、さらに油性から発色の良い水性やGELインクなど、ボールペンの進化には目を見張るものがあります。
どう考えても万年筆なんてオワコンですわ。
なので万年筆からは長らく遠ざかっていました。
それでも再び使い始めると、ハマります。
楽しみ方を知ればなかなか奥の深い趣味の世界です。
去年、個人的にしんどいことがあって、マインドフルネスのためにノートにとにかく文字を書き記すことを習慣にしました。
そのせいか、落ち着いて今に集中できるようになりました。
まぁ、そんなことのために再び使い始めたわけです。
今のお気に入りは、
プラチナ キュリダス
パイロット キャップレス
パイロット ヘリテージ912
この3本です。
というか3本くらいに絞らないと、インクが乾いて書けなくなってしまうのです。
そんな面倒くささが、なんだかなぁ…と思いながらも、万年筆にハマっているこの1年くらいです。
他にも全部で10本くらい持っていますが、結局この3本です。
キュリダスとキャップレスは、機動力を考えるとこれになります。
書き味を重視すればヘリテージ912になります。
機械式腕時計と同じように、贅沢品の部類かと思いますが、なんか味わいや趣があって良い道具です。
なんでこんな面倒くさいものにハマってしまうのでしょうかね?
さて今日の時計は、パガーニデザイン。
よくオマージュ時計の議論を最近お見かけしますが、元となった時計とは全く別物として捉えるべきと思いますね。
そもそも限られた大きさや形状に同じ機能を持たせて、人間が考えるとなりゃあ似て当たり前だし、全ては模倣の中からしか新しいものは生まれないと私は思います。
日本車だって、昔は外車のパクりでしかなくて、それでも別物として柔軟に受け入れてもらえたからこそ、その後に優れたものを作り続けることができ、今の日本車が存在するのだと思います。
そっくりだから、どこ製だからというだけで、全否定は私はしないですね。
まぁ、それも「私は」ということで、いろんなご意見や考えがあって良いし、正解も不正解もありません。
時計なんて所詮ただの時を知るための道具だし、趣味の世界です。
十人十色ですしね、なんとなく気に入った形や、琴線に触れるデザインにイイねって感じで、おおらかに楽しめば良いのになぁと思いますね。