稲川にながわ
ご存知、稲川淳二氏のDVDが中古で一枚500円くらいで大量に手に入った。
怪談の語り部の立役者のような位置に収まっている稲川氏。その荒稼ぎ様ったら、「おっさん、死んだら絶対地獄行くぞ」と思わせるほどだ。怪談で大掛かりなツアーを組むというのもこの人が初めじゃないのか?テレビ、出版物、ビデオ・DVDメディアへとその戦略は止まらない。怪談=稲川の方式が確立されている。
例えどんなテレビ番組に出ても、結局は怪談を語る方向に持って行かれてしまうのは彼ならでは。
ゆくゆくは「稲川ランド」とか作れそうだね。アトラクションが全てオバケ屋敷といった遊園地になるだろう。そういえば昔、ひらパー(あえて略読みで)に夏限定で作られた稲川氏プロデュースのオバケ屋敷に行ったことがある。長蛇の列に並ぶのにへとへとになったのだけは覚えている。
今年の夏もキャツは荒稼ぎすることだろう。まあいいんじゃない?風物詩みたいなもので「日本の夏、稲川の夏」と言う感じで。
かくゆう私も稲川氏についてはちと詳しい。怪談好きなのもあるせいか、氏の著作物、本・ビデオなどは全て目を通している。著作物が増えるたびに、同じ話の焼きまわしが目についたり、同じ話でもタイトル変えてたり、設定を微妙に変えたりとしているところなんかが目に入るが、なんというか分かっていても騙されて読んだりする。
さすがに彼も自分一人で体験出来る霊話も限界があるので、他人が体験した話まで語る稲川氏。さらには親戚の話までする稲川氏。まるで稲川一族が霊体質。
どこまでも彼・または彼の関係者は霊を見てしまう。こう言ってしまうとおしまいだが、目に見えないのだから話はどうにでも増やしようがある。
多分彼が死ぬまで稲川文化は途絶えることはないだろう、いろんな企業もある程度の売れゆきが見込めるせいか絡んでくるみたいだし。今回大量に買ったDVDのメーカー見ていてもバラバラだ。
怪談の内容は置いといて、彼の独特の稲川節とも取れる話口調が好きだ。落語なんかでも話の筋が分かっていても咄家さんでガラリと面白みが変わってしまう。話し方も充分な特筆すべく技術であり魅力の一つだ。いじめられキャラもあるせいか、丁寧な口調で下から物を言い、恐怖心を煽るべく場面ではこちらに息つく暇を与えないように畳み掛けてくる。なんなら、叫び声もどんどん入れてくる。一人芝居を見ているかのようだ。同じく芸能人で怪談を売りにしている桜金造氏
やつまみ枝豆氏よりも、やっぱり稲川節は魅力的だ。
彼の本に目を通せば分かると思うが、その語り口調でそのまま文章が書かれているから驚かされる。これはもう絶対本人が書いてないとか、第三者のテープ起こしだとも思えるけど、愛嬌で楽しめる。
「いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、どうも」
「-ありましてねぇ・・」
「-て言うもんだから、私もね・・・」
「いやー、見ちゃったんですよ、私、そこでね・・・」
「-ええ、-ええ、-ええ。」
「うわあぁぁぁぁぁ。やばいよ、これ!やばいよ、これ!」
「いやあ、あるんですね、こうゆう話って・・・」
もうあんまりにも独特なので、去年は細川淳二ってキャラクター作ってサイト内で怪談語らせた。三話作って飽きたけど、時間があれば夏も近づくことだし再開したい。
ところで私は、これだけ稲川のおっさんに傾倒しているのに未だに彼の生のライブに行ったことがない。稲川氏が本物の霊になってしまう前に一度行ってみたいところ。
霊についてもまたいつか書きたいところ。
●●が大きい
前に谷中付近を歩いていたときのこと。
探し猫のチラシが貼られていた。
まあ探してくれる側の手がかりになるようにと、特徴が書かれているわけよ。そうでなくてもパッと見、猫って同じに見えるものね。他人の猫なら尚更のこと。
首輪でも無ければ野良と飼い猫の違いなんて外では分からない。
えっと、特徴は、
「顔がでかい」
「しっぽは真っ直ぐだが中途半端な長さ」
「手足が太い(ポーが大きい)」
「ひげがしょぼい」
「名前(ミッチャ)と呼ぶと返事をする」
う~ん、本当に探しているのか?
まあ確かにいざ我が猫の詳細を他人に伝えようとすると難しいものがある。築き上げた信頼関係の上で見えるものがほとんどで、見ず知らずの他人にいざそれを伝えようとすると困難なのは分かる。
尻尾がニ股に分かれているとかなら話は別だが。
でも「あっ顔が大きい、ネコ型ロボット並!」「うわ、手足太い、マジ太い!」「あの猫、ひげしょぼしょぼ~、アイロン当てた~い!」と初見の猫でそんなことはあまり感じない。図体がでかいというのはすぐ分かるけど、ひげまではどげんなものかと?
あと、ミッチャと呼べと?
ねえ、ところで「ポーが大きい」とはなんのこと?何それ?どこ?
分からないので「ポー」で検索したら、「ポーの一族」が出てきて、ますます分からなくなってしまった。
見付かるといいね。ポーの大きい猫。
- 著者: 萩尾 望都
- タイトル: ポーの一族 (1)
トラも立つ
もう全国のレッサーパンダが立ち上がっている状態、中には数歩歩くレッサーパンダまでいる。
このまま行くと、経営難の動物園の事情を背負い、レッサーパンダ一同を立ち上がらす裏調教まで行われてしまうことだろう。
そんな世情の最中、私はジャスト昨日、二本足で歩く虎を見付けました。数人の男たちに囲まれながら、なんの不自由もなく二本足でほてほてと歩く虎。
なんならすれ違う子供に愛嬌を振舞う始末。虎本来のハンティングの牙は抜かれてしまっているようだ。
「僕、トラなんだよ!」と云わんべく、おちゃめなポーズまで取っていた。
しまいには、横断歩道で子供に自己アピールをしていたところ、曲がってきたタクシーにクラクションを鳴らされる醜態。見ているほうが恥ずかしかった。
まあ近所の公園でお祭りがあったんですよ。
経験として着ぐるみのバイト一度してみたいな。めっちゃはじけてみるのに。
ヤクザ店長
近所のスーパーの店長は一見するとヤクザさんだ。スーパーの店長とは思えない、角にハエが刺さりそうなメガネ、三角定規を当てたように剃り上げた眉毛、憎いまでのオールバック、黒人ボーディーガードのような体系。
メガネの奥の目つきが普通の人間の目じゃない。
外人にヤクザを紹介するときに、あの店長を指差したい。
「ヒー イズ ア トラディショナル ジャパニーズ ヤクザ」
「"カンブ" クラス」
中川家の弟にヤクザホルモン足したようなあんな店長いたら、高校生とか怖くて万引き出来ない。
見付かった日には、
「なに、お買い得助六390円をパクろうとしてんじゃああああ。アホが、来週には"広告の品"として290円になるのにのう。おい、若いの、絞めたれや。」
これでは万引きしたほうが「警察呼んで下さい。」と声を挙げてしまうだろう。
ヤクザ店長、経理も一喝。
「無理です、店長!その値は無茶です!」
「あかん!薄利多売でもかまへん。”おーい お茶”一本20円で掴み放題するで!」
商品にも難クセ。
「豚肩ロース 100g 68円?あほんだらぁー、肩とは言わず足も付けたらんかい!豚片足ロースに変更や!」
やばいね、ヤクザ店長のキャラが自分の中で一人立ちしてる。これは片思いに近いかも。
では、ここで一曲。
-ヤクザ店長- 作詞:作曲:leolio
一番
「♪振り上げた拳は お客様のため♪
♪万引きには怒りの鉄槌を~ 全部脱ぎさらせ♪
♪賞味期限の改ざん 許さねえ♪
♪安い卸値大好きさ タイムサービス生きがいさ♪
♪パート教育 バイト教育 お手の物♪
♪レジにこびりついた血の跡が 明日の蓄え 糧となる♪
♪半額シールを貼るのは 俺の役目♪
♪買い物袋持参にはスタンプ押せ押せ 背中も押せ♪
♪今日もお客様と はあああとふるこみゅにけぇ~しょん♪
♪いらっしゃいませ♪
♪893 893 893 店長♪
♪893 893 893 グレート店長♪
<セリフ>
今日は8931(白菜)が安いよ、奥さん、こんばんは鍋だね~
♪メガネの奥が人殺し♪」
- 著者: 宮本 照夫
- タイトル: それでもヤクザはやってくる―暴力団vs飲食店経営者のあくなき闘い
EXPO70甦る
今ちょうど愛知万博をやっているので万博ブームだけど、ブーム関係無しに大阪万博ことEXPO70は前々から興味があった。
万博公園に行けば力強い太陽の塔が聳え立っているし、逸話を訊けば経済発展のエネルギー溢れるパビリオンとその動員数。どれだけ老人から子供まで人々が沸いたか計り知れない。70年ということで私は掠りもせずにこの世に生まれていない。でも後々残っている資料なんか見る限り、かなりかっこいい万博だったというのだけは分かる。描かれてた未来像をそのまま作ってみたというのもかなりイカしてる。
私の机には私の心の師匠の真鍋博氏の描いたEXPO70の全景風景のポストカードがいつも刺さっているのだが、それ見るだけでも「ギアはオーバートップでぶっち切りの万博や!!」というのが伝わってくる。
今に無いエネルギッシュさと、斬新なデザインな当時のポスター・グッズなども本当に好きだ。
そんな日本万国博だけど、この度、約35年ぶりに発掘されたEXPO70の記録映画
がDVD化されるそうな。
71年の公開以来、リバイバル放送ほとんど無し、約3時間に及ぶ幻の超大作がDVDに。
観たい、観たい、観たい。
なんか20%割引だったんで、もう買っちゃいました(笑)
興奮して自分のHP
にも広告貼ってしまった。観ろEXPO70を、若人たち。私は観る。
正直、愛知万博は優等生ぶっていて何か好かない。もう一回大阪で万博すればいいのに。太陽の塔の周りをもう一回整地してEXPO70リバイバルやればいい。
ところで、愛知万博のキャラクターのモリゾーとキッコロを足して、「モッコリ」って言ったのは誰が始めなんだろう。私の中で彼らはモッコリブラザースと化してしまった。
にしてもドリフのDVD
がまた出るとは思ってなかった。こりゃ金欠だ。
ここ行ったら遊べますよ。
http://www.expo70.jp/
ルネッサンス情熱
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ずっと探していたCDがあった。とっくに廃盤扱いになっていたため中古CD屋に入る度にチェックしていたものだ。 某オークションを見れば、足元見て8000円から1万円の値が付いており手が出なかった。 でもね、昨日、amazonで「ミスター味っ子2」の3巻の発売日を調べてたら、なにか画面の端の方にちらちら見える。あれ?スペシャル・フィーチャーのところにずっと探していたCDのジャケットが出てるでないの? と思ったら復刻してくれてた。「ミスター味っ子オリジナルサントラアルバム 満腹食堂」 !! しかも追加曲を8曲も足してくれて。迷うことなく即買したら、もう今日届いた逸品中の逸品。 「このおっちゃん、何言ってるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、私の中でベスト・オブ・ベスト・オブ・ベリー・ベストのアニメはミスター味っ子なんだから仕方ない。 小学校の時に見たあの面白さと感動は忘れられない。 原作の漫画版とはちょっとかけ離れたアニメ版。味っ子の料理など美味いものを食べた人は、美味さの表現方法として巨大化するわ、火は吹くわ、波は起こるわ、地面は割れるわ、子供化するわ、とにかくその表現はアニメならでは。出てくるみんなも個性がかなり強い。 ちょうど同じ時期に「美味しんぼ」もアニメが放送されていたが、子供だった当方としては堅苦しい理論派のあちらさんより断然味っ子派だった。 でも料理は創意と工夫と食べてくれる人のことを想うことっていう味っ子の精神は子供ながら深い感銘を受けた。 別に料理じゃなくても仕事に置き換えても上記のことは当て嵌まる。 そんな味っ子の魂を心に打ち付けて大人になりました。本当に味っ子は自分の中では一番のベストです。 数年前にまだ味っ子が正規にDVD化される前に、台湾からイリーガルなDVDセットを買ってしまったほど好きです。 今でもたまに飲食店でまずい料理を食べさせられた日には、「陽ちゃんなら・・・」と思ってしまう。 |
- アーティスト: TVサントラ, 藤田大土, 国安わたる, 松本一起, 矢野立美, 川浪葉子, 高山みなみ, ならはしみき, 山本正之, 鈴置洋孝
- タイトル: ミスター味っ子 満腹定食+
伊賀野カバ丸の子は伊賀野こカバ丸
夜中に「伊賀野カバ丸の子は伊賀野こカバ丸、伊賀野カバ丸の子は伊賀野こカバ丸、伊賀野カバ丸の子は伊賀野こカバ丸・・・」と早口言葉を発する。
いつかいつかと思っていたが、ついにマイマインドが天界に足を踏み入れたという訳では無くて、強張った顔の表情筋肉をほぐすための早口言葉。
夜中に黙々とパソコンのモニターに無表情の顔を向けたままで体と心にいいわけがない。頬の筋肉たるんでしまう。
漫画なんかだと、口の横に斜め線入れるだけで「オジサン、オバサン」を示す表現法になる。あの線は頬のたるみだ。それが線で表されている。一度落ちた頬を上げるのは至難の業だろう。下がる前に上げなきゃ。笑いシワとか言って誤魔化せれるものじゃない。
というか同じ表情というのは何にしても悪いよね。
まあ普段そんなに「笑う出来事」も大してないんで無理やり頬の筋肉を動かしている感じ。
でも別に「伊賀野カバ丸の子は伊賀野こカバ丸」じゃなくてもいいわけだ。なんとなく難しいかなと思って何処にも無い早口言葉を使ってる。
元は夜中に
「♪Run Run Run 駆けておいでよスパンク(スパンク)♪
♪Run Run Run ここへおいでよスパンク(スパンク)♪
♪空に浮かんだ 白い雲 どこかあなたに 似ているわ♪
♪スパンク スパンク 大好きよ♪
♪スパンク スパンク 二人で一人♪」
と「おはよう!スパンク」の唄を歌う男が一人。もう一度言うけど夜中。
で、あれ?あのボケたときの目の描き方・・・「伊賀野カバ丸」に似てないか?同じ作者?そういえば伊賀野カバ丸って続編出たよな・・・。
まあ後で調べたら作者は違っていたけど、変な早口言葉を使う男が一人残された。
やーね。
あと「伊賀のカバ丸」じゃなくて「伊賀野カバ丸」なのね。
- 著者: 亜月 裕
- タイトル: 伊賀野カバ丸 1 (1)
雨のタイフードフェスティバル
私はあまりアジア圏の文化が得意じゃない。でもなぜか行ってしまったタイフードフェスティバル
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心配事がある
写真のね、赤丸で囲んだところの行く末が心配。
テレビで観てるとあの部分が「もやもや」っとしててはっきりしないんだよね。まさに「もや」みたいなことになってる。
ちょっと強烈な静電気とか与えると、飛び散ってしまいそう。
もずく?
- 著者: 車田 正美, Project Seiya
- タイトル: 聖闘士星矢大全
マックな人々
世界的に有名でも、どうかしてちゃってるファッションセンスのこの叔父さん。
ファーストフードの顔としては知れ渡ってるけど、実際街中で出会ったら間違いなく、おまわりさんを呼ばないといけないこのエキセントリックな風体。
昔からピエロってなんか怖いんだよね。
どう見ても普通じゃないじゃん。愉快さを微塵も感じない。
でもきっと、このドナルドさんはピエロじゃないんだよ。きっと夢の国の住人で、生まれたときからこんな「ハードコア赤毛のアン」という見かけだったに違いない。ピエロはピエロに化粧をするなり化けないといけないけど、この人は純粋な美白肌の持ち主かつ、ショッキングレッドヘアの持ち主に違いない。
人間界では卒倒ものの風体も、夢の国では「どこがおかしいの?」といった感じだろう。
ドナルドマジックとか使えるし、人間とは種が似て異なるんだよね。
ところで僕ね、同じ種族の人を他にも見つけたんですよ。
多分、この娘らも同じ種族だと思います。美白肌じゃないのは、きっと日に当たりすぎたんだろ。子供だから外でよく遊ぶだろうし。もしくはこれからだんだん白くなる。ちりちりパーマもますますショッキングレッドへと変貌を遂げるに違いない。
あと、もう一人見つけました。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050512-0004.html
日本家庭がじわりじわりと侵食されつつあるな。
これもドナルドマジック。
http://www.leolio.com/index/