潰瘍性大腸炎の外科手術2回目(人工肛門閉鎖) | 潰瘍性大腸炎さんがなかなか別れてくれない

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潰瘍性大腸炎歴30年目で大腸全摘した人のブログです。

手術後も潰瘍性大腸炎の薬が必要になるとは思っていませんでした。
潰瘍性大腸炎さん、いつになったらわたしと別れてくれますか?

針の画像

 

わたしは潰瘍性大腸炎の外科治療として合計2回手術をした。1回目は大腸摘出と人工肛門造設、2回目は人工肛門閉鎖。今回はその2回目について。

 

 

2回目の外科手術は、1回目でつくった人工肛門を閉鎖し肛門機能を復活させるのが目的。人工肛門閉鎖は、当初1回目から6ヶ月後の予定だった。しかし、わたしは予定より4ヶ月も早い、造設2ヶ月後に閉じることになった。

 

 

今回は歩いて手術フロアまで行った。エレベータを降りると大勢のスタッフが待っていた。「○○です。人工肛門を閉じます。」2回目なので慣れた。

 

麻酔は前回と同じ。自ら手術台の上に上り、横向きで丸くなった。このときのスタッフとの会話で、笑い合ったのを覚えてる。1回目と比べると余裕があった。

 

体の外に出ている小腸をお腹の中に戻して、人工肛門があった部分が縫われた。たったそれだけ。だから手術はすぐに終わった。

 

 

術後の痛みも、1回目と比べ物にならないくらいマシだった。

 

ただ、傷口を見たときは驚いた。「穴が空いてる!」そう思った。人工肛門があった部分の皮膚がぽっかり凹んでいたからだ。凹みの淵は少し盛り上がっていて、中に赤い血が溜まっていた。まるで火山口のようだった。

 

傷口は「わざと閉じない」そうだ。閉じてしまうと中に膿が溜まってしまうから。傷口に新しい細胞が集まって、自然と皮膚が盛り上がってくる(肉芽形成)のを待つ。

 

後は、食事を開始して、傷の治り具合が良好なら退院。という予定だった。