南小谷からJR西日本区間に接続。この日はキハ120の2連でした。

 

 

 

 

 

松本行普通列車が先に発車。

 

 普通列車は1-2両しかないのに、特急が9両という場違い感...。キハ120の2両編成でしたが、先行した普通列車と「あずさ5号」から乗り換えの乗客で、座席が程よく埋まる程度の乗車率。単行だったら厳しかったかもしれませんが、18きっぷ有効期間の真夏のハイシーズン且つ土日、2列車接続という好状況をもってしてもこの程度の乗車率というのが、大糸北線の置かれている状況の厳しさが伝わってきます。

 

 某ウェブサイトによると、JR全体ではワースト6位に位置するそうで、JR西日本に限って言えば、6月に乗りつぶした木次線の南部、芸備線の備後落合ー東城の次に位置するそうです。かつては、大阪方面から白馬に直通のスキー列車が数多く走っていたのですが、見る影もありません。

 

 南小谷から糸魚川へのルートはほぼ姫川に沿って線路が敷かれていますが、並行する国道148号線ともども非常に厳しい地形です。多くの部分をスノーシェッドやトンネルで躱していますが、落石・雪崩・積雪・川の氾濫と自然条件の厳しさが伝わってきます。沿線にもほとんど人家が見えません。

 

北小谷駅。糸魚川までの各駅でほとんど乗降はありませんでした。

 

姫川は流れも急な河川で、氾濫に備え無数のテトラポットが設置されています。大糸線も過去に鉄橋流出等の被害を数多く受けています。

 

平岩駅から望む温泉街。あまり活気があるような感じは受けません...。ここまでが長野県、ここから先が新潟県です。

 

小滝駅。最近まで交換駅だったぽいですが今は棒線駅になってます。

 

鉄橋から望む水力発電所。大糸線沿線は発電所が数多く見られました。

 

鉄橋、ロックシェッド、トンネルの組み合わせ技がどこまでも続きます。

 

よくこんな形にレールを加工したな、と思う芸術的なスノーシェッド

 

根知まで来ると平野が広がり始めます。

 

糸魚川駅に到着。

 

越後トキめき鉄道の気動車が出発していきました。

 

その③に続く。