ミルフォードトラック④ | 夢のミルフォードトラック(❁ᴗˬᴗ)♡

ミルフォードトラック(2日目):Glade House→Pompolona Lodge

 

標高:500m 歩行距離:16km 天候:雨 気温:13°

 

コース:Glade House → Clinton Hut → Hirere Falls → Pompolona Lodge

 

注意点

①増水時は流れが早くなるので、川を渡る際は気をつける。
 

②ランチシェルター&ロッジに到着するのは早い方がいい。(ランチシェルター:雨が降っていると、雨風をしのげるエリアから埋まっていく・ロッジ:洗濯物を干すスペースがなくなる)
 

③部屋の外に登山用ストックや靴などを置いておかない。(Keaという鳥に持っていかれてしまう)

 

 

6時になり電気がつくと人が動き始めた。素早く身支度を整えてダイニングへ向かう。既にランチのサンドウィッチを作り始めている人、朝ご飯を食べている人がいた。パンやトルティーヤに野菜、卵、ハム、チキンなどを自由に組み合わせて食べられる分だけのサンドウィッチやサラダを作る。ランチを作り終えたので朝食をとることにしたが、全然食欲がわかない。移動の飛行機で食べすぎたのがずっと影響している気がする。あまり動いてないので余計にお腹がすかない。今日は16㎞歩くので運動不足は解消されるはず。

 

 

雨は降っているが、どうやらヘリ移動はしなくてもよさそう。8時半~9時の間に準備ができた人から出発していく。忘れ物がないかを確認して出発、雨の中を歩き始めた。まずロッジの前の川にかかっている橋を渡り、川沿いを歩いていく。増水して川の流れが早い。道は整備されていて歩きやすいが、所々水たまりがあり、それをよけながら歩く。

 

ガイドは先頭に1名、中間に2名、最後尾に1名。自分のペースで歩こうと思っていても、前がつまっているとなかなかそうもできない。雨の中を歩くのは屋久島以来。その時は2~3時間だけだったので、今日のように1日歩いたことはない。体力的に心配もあるが、何よりもケガをしないように歩くようにした。

 

 

雨の中を歩き続けて1時間でウェットランドウォークへ行く脇道へ入る。入口近くの道沿いには参加者のリュックが置かれていた。メイントレイルから外れる場合、リュックはこのように残さなければならない。最後のガイドが参加者を見失わないようにするためだ。木道を2㎞歩き展望所で折り返し、メイントラックへ戻った。

 

 

そこから1時間歩き、クリントン小屋へ。小休憩を挟み、1.5時間歩いてヒレレ滝ランチシェルターに到着。その頃にはレインコートもグローブも雨に濡れて、ずっしり重くなっていた。座るところをさがしたが、乾いた所は既に埋まっていたため、雨風が吹き込むエリアに座って休憩をとるしかなかった。まだ2日目が始まって数時間だというのにくじけそうになる。濡れて体が寒かったので、配られたホットココアは有難かった。

 

 

前日から降り続く雨のせいもあって、膝まで浸かりながら歩く場所あり、激流を歩く場所あり。靴の中で水がポチャポチャして歩きにくい。また水が入る可能性があるので、いちいち靴から水を出しても意味がない。想像していたのとは全然違う。ずっと行きたいと願っていた場所はここだったのだろうか?申し込んだ時期が悪かったのか?やっぱり2月にすればよかった。。。などいろいろ考えてしまった。しかし自然の中を歩く時に天候は選べないし、ここまで来て後悔しても遅い。与えられた状況の中でやるべきことを淡々とこなしていくしかない。

 

 

2日目は天候に恵まれず、また心の葛藤もあったので、周りの風景を楽しむ余裕はなかったがその中でも滝はすごかった。雨量が多く迫力があったのは、その日唯一嬉しかったこと。氷河がつくった渓谷を歩きながら、左右に数々の滝を見ることができた。誰かのブログに、雨の日にこの滝が見れたらラッキーだと書いてあった。確かに晴れの日よりも雨の日の方が良いかも???しかしプレーリーレイクかデッドレイクか忘れたが、雨量が多いため通行禁止となっており、雨の日の方が良いとも言い切れない。やはり晴れた日の方が断然いい!と思う。

 

ブナの原生林を抜けると避難所があり、そこから少し歩くとガレ場の登りが15分位続く。ここさえ終われば今日は終わり。ガイドがスイスイと登っていくのを横目で見ながら、最後の力を振り絞って登る。1540分頃にロッジに到着。数年前に建て直されていることもあって、前日のグレイドハウスより断然キレイ。到着後、共有施設と各自の部屋まで案内してもらったが、似たようなつくりで迷いそうだった。

 

夕食までは自由時間となるので、早速シャワーを浴びて洗濯。前日乾かなかった洗濯物も一緒に干すことにした。ロッジに到着したのは半分より後ろだったので、干しに行ったときには空いている場所があまり残ってなかった。それでもなんとか場所をみつけて全部干すことができた。ついでにリュックも入れておいた。前日の乾燥室とは比べ物にならないほどパワーがある。これなら数時間で乾くはず。

 

疲れていたので少し寝たかったが、あまり時間がなく夕飯の時間となってしまった。この日はニュージーランドの方々と一緒のテーブルでディナー。隣に座った方は小児科医の方で、昨年日本に行った時の話をしてくれたので会話がとぎれずに済んだ。一番印象的だったのは、神社にお参りに行った時に、手水舎でみんなが口をすすいでいるのを飲んでいると思って飲んでしまい、その後体調を崩して病院で点滴を受けたらしい。冬ならまだしも夏だったので。。。しかし大事には至らず、その後も旅行を続けられたとのことでよかった。2日目になってようやく参加者達と打ち解けられるようになってきた気がする。

 

食後に明日のコース説明があり、スライドの説明が要約された日本語の冊子が渡された。前日はなかったので渡し忘れたのかな?この冊子があることで、細かいことも理解でき本当に助かった。その後乾燥室に行くとほとんどの洗濯物は回収されていた。そこで夕飯時に隣になった方に会うと、「靴は靴の乾燥室に置いていても乾かないから、ここに数時間置いた方がいい。」と教えてくれた。確かにこの威力なら靴も乾きそう。最初のミーティングで、「登山靴は接着面の糊がはがれたり、靴へのダメージが大きいので靴の乾燥室に置いて下さい。」と言われていたが、数時間なら大丈夫だろうと思いコートと靴を就寝時間まで置くことにした。

 

前日と違い、この日は一日中歩いたのでダイニングに人は残っていなかった。明日は山越えということもあり、みんな早々と部屋に戻り休むことにしたようだった。雨はまだ降りやまず、時折稲妻が見えた。明日の天候が心配になったが、これ以上悪くならないよう祈ることぐらいしかできない。洗濯物を回収し、10時の消灯になったので寝ることにした。

 

次回はミルフォードトラック3日目。興味のある方は是非ご覧ください。

 

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