友人モモちゃんのお話です。

私が【モモちゃん】シリーズ?を

書く羽目になった経緯凝視





モモです。

前回


こっぴどくフラれた私…
涙を堪えて家に帰ると、庭に見慣れた車が停まっている車


兄の車…どうかどうか大嫌いな義姉はいませんように。



祈りながら玄関を開けると義姉の靴。
いるのか魂が抜ける
今もうやっと帰ってくるだけのメンタルしか持ち合わせていないのに
義姉に嫌味でも言われようもんなら、心が再起不能にペシャンコになっちゃう。


でも挨拶くらいしなきゃまたなんて言われるか…
はぁ。


意を決してリビングのドアを開けると、
化粧もして(ラーメンで大汗かいたからドロドロだけど)、部屋着じゃない私を見て
義姉はちょっとびっくりした顔をする。
それから心なしか優しい声で


義姉『あれ?もしかして、デート?
彼氏いたの?』


そりゃーね、息子(私からしたら甥っ子)の足手纏いになりそうな私を
誰かが引き取ってくれたら嬉しいよね。


でも残念でした〜


おとめ座『友達とそこのラーメン屋で食べてきただけ。たまに食べたくなるんだよねー』
というと
義姉は心底怠そうな顔をして、プイッと横を向く。


リビング隣の自分の部屋に入る。


義姉の辛辣な言葉が聞こえないように
イヤホンをして、今日のことを思い出す。
涙よりも、また1から婚活しなくてはいけない方に絶望してため息ばかりでてくる。


やりたくはないが、進まねば。
マッチングアプリを開いて、とにかく強く結婚願望がある人を探す。


登録してすぐは何件かアクションがあったが、
今やほぼ無。
たまにきてもプロフィールを覗くと、
軽い文章のみ。


ならばこっちから何がなんでも探してやる!!
とは言えさっきのくまさんとのことが頭によぎっては、ずーーーんと落ち込みながら
探す作業に没頭。。。
ずーーーん。。。を繰り返していると
普通ならちょっと引きそうな人がヒット!


『真剣です!
可能な限り早くお会いして、合うようなら
次のステップへ進み、年内には入籍が目標です。
(この時10月)』
というような内容が、ズラーーーーッと書いてある。


『子どもは必須、健康な適齢の女性求む』
適齢って…アナタ50代ですよね…   


一瞬怯んだが、このくらいぶっ飛んでたほうが
案外良かったりするかも…
と、メッセージを送ってみることにした。



少し前置きした後、
年齢は適齢とは言い難いですが、私も子どもを希望しております』と。


返事は本当にびっくりするくらいすぐに返ってきて、
一度会って、条件等擦り合わせましょう』と
提案されたのでOKする。


隣の県ではあったが、お互い県の端と端なので
『交際したとしても
電車で1時間もあれば着くなー』とは思っていたが、まさか
今日会いましょう』となるとは思わなかった。


まぁせっかく化粧もして、綺麗な服も着ているし。
ヤケクソで行ったれーーーー!!と会うことにした。


現在15時、待ち合わせ17時。
溶けた化粧をささっと直し家を出た。


まだいる義姉の視線を感じながら…
(早く帰れ凝視


写真の第一印象は、
最近よくテレビでお見かけする、みなみかわさんという芸人さんに似てるなーだった。
なので彼を南川さんとする。


スキンヘッドに金縁メガネをかけた
おじさん。
個人の趣味として、正直心踊る容姿ではないが
それはお互い様。


電車に乗ると、昼間食べたラーメン屋が見える。
数時間前あそこで心を打ちのめされた…


でも今、数時間前より【結婚】に近づいている。
人生、何があるかわからない。
少し前向きな気持ちで、南川さんとの待ち合わせ場所へ向かった。





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今日は一気に寒い…
マヨ子は数年前に骨折してしまい、冷えるとキシキシ痛むので
冬は嫌いです…暖…暖が欲しい!!