今年もやってまいりました8月11日、通称を「山の日」と言います。
(今年はその日は日曜日に当たるので、12日の月曜日が振替休日ですね。)
私は仕事柄、曜日感覚が弱いのですが、特に祝日には疎いです。
「今日はなんだか道が混んでるな…そうか祝日か!」
というのが年に10回くらいあります。
ということで今回も例に漏れず山の日のことを忘れていたのですが、来年また忘れないためにも、今日は山について思いを馳せてみましょう。
そもそも山の日って、制定されてまだそんなに経ってないんですよね。
いつ制定されたのかあまり記憶がありませんが、知らないうちにひっそりと祝日の仲間入りしてましたね。アハ祝日体験かな?
例えるなら、ライブハウスで少し離れた場所で音楽聞いてたら、なんか知らないうちに隣に他のお客がいたような、そんな気分です。(共感しづらいかな)
海の日はそこそこ前からあるのに、山の日はずっとなかったんですよね。
調べてみると、2016年から始まったようです。ホントに最近だったんですね!。
確かに日本は周りを海に囲まれていて(我が群馬は海無しですけれども)人々が海に感謝するのは当然の流れに思えますが、考えてみれば日本の国土は山だらけでもあるんですよ。
日本の国土の四分の三、実に75%が山であるということは地理の時間に習いましたね。
我々の住む群馬県に海はありませんが、その代わりと言わんばかりに無数の山に囲まれています。
この祝日制定には「山に親しみ、山に感謝する」という意図があるので、山がこんなに近くにある我々群馬県民は、もはや山に出かけるしかないと言えるでしょう。
私は「日本三大奇景」と言われる妙義山のギザギザした形がカッコよくて好きでよく山の上まで車でひとっ走りしています。
車を降りて山肌を至近距離で眺めると、やはり写真や動画では伝わらない壮大さ、凄まじさ、心地よさ、それから空気のおいしさなど「そこに行かないと味わえないもの」がたくさんある気がします。
もし行ったことがない方はぜひ行ってみてください。登山しなくても眺めてるだけで面白いのでオススメです。
標高の高いところって、夏でも結構涼しいですよね。
今のところ私が登った中で一番涼しかった夏の山は上高地です。
あそこは別世界だと思います。環境保護のため車の乗り入れも制限されている、神域のような場所でした。
また先日はたんばらラベンダーパークに出かけまして、5万株のラベンダーを満喫してまいりました。
リフトで空中散歩を楽しみ、上までたどり着くと、視界いっぱいのラベンダーが出迎えてくれました。すげ~~!(小学生みたいな顔)
ドッグランも用意されているおかげか犬もたくさん集まっており、犬々の交流の場になっていました。微笑ましいですね。
そこそこ標高が高いだけあって、平地より10℃ほど気温が低く感じられました。それでも名物のラベンダーソフトクリームがすぐ溶けてしまうくらいの暑さではありましたが。
そんなこんなで花々と山のおいしい空気を楽しみ、戦利品のラベンダーサイダーを飲みながら帰路についたのでした。(あんまり冷えてなかった)
ところでみなさん知ってますか、ラベンダーって「木」なんですよ…?
木?
あの背の低い小さなあの花が?
草ではなく?
「ラベンダー」で検索しても、紫の花の部分だけ写っていて木の幹の部分が見えませんが、「ラベンダー 木」で検索すると結構立派な木の部分が見えます。驚きですね。
実際、パッと見ても木の幹のようなものは見えませんが、もしかしたらそれは新しい株かもしれません。
ラベンダーは年数が経つと「木質化」といって、柔らかな茎のような部分が木のようにどんどん固くなってしまう性質があります。
みなさんもラベンダーを見る機会があればぜひ花の下の方に目を向けてみてください。もしかしたら木のような部分が見えるかもしれませんね。
そんなこんなで山について思いを巡らせる山の日でした。
夏だけでなく秋も冬も春も、それぞれに美しさを変える山の素晴らしさ。
日本に生まれて良かったことの一つです。
今日は山の幸をいただくとしましょう。山菜うどんがいいかなぁ。(終)