今回はまた伝え方についての考察です。
指摘するときに「~しないと~できるようにならないよ」ではなく「~すれば~できるようになるよ」の方がポジティブなイメージがあり、その方がうまく伝わりやすい、というのはいろいろなところで聞きますね。
否定文で指摘する人を見ると、損してるなぁ…と思います。
肯定文で指摘しなきゃ伝わらないよ…!←これのこと
ちなみに「~しないように…!」と意識するほどにそれをしてしまうという現象、もしかしたらスポーツなどで皆さんも経験があるかもしれませんね。
スキーをするときにコース外の木の方に突っ込まないように意識すればするほどそっちに吸い込まれていったり、または、ゴルフでバンカーに落とさないように打とうと思ったらバンカーに入ったり、同じような例は無限にある気がしますね。
スキーならコースを見ればいいし、ゴルフならグリーンを見ればいいというように、解決策は単純ですね。
運転もそうですが、見ている方向に車やバイクは吸い込まれていきますので、行きたくないところをあまり意識しない方が良いと思われます。
それと少し関連がありそうな話ですが、バイクの一本橋(幅30cmの平均台を渡りきる)の課題で、地面に同じ幅でペイントだけしてある段差無しのものだと普通に渡れる人も、たった5cmの台の上に乗っただけで突然バランスを崩し始めます。
「落ちたらダメだ…!落ちないようにしなきゃ…!」
こういうのってとても興味深いなぁと思います。
それでふと、この現象を逆手に取ったらどうだろう?と思ったのですが、
例えば場内教習で外周を走行するとき、外側の縁石の方に意識が向かずに対向車線側を走る生徒さんが多いです。
そんなときに「あぁっ!縁石に当たっちゃう!縁石の方に当たらないようにしないと!あぁっ!」と逆に言っていれば縁石の方に少しは寄ってくれるのではないか?と
車輪感覚が問題の人には効果は少なそうですが、ほとんどの人が視野を原因としているので、意外と効果あるんじゃないか…?
いや逆にそこにしか目線がいかなくなっちゃうか…?
なんてことを考えていました。
試してみて効果があったらまたどこかで報告したいと思います。
今回はこれくらいにしておきましょう。
今日も考察、明日も考察!(終)