勉強する前に一句詠みました
「母子寮の雛祭」
古着の子送り込まれて雛祭 知微
今だから詠める俳句。当時は子供でしたから、古着にも馴染めず、雛壇にも馴染めずでした。甘酒を勧められるままに頂きました。何もかもが板についてない私の雛祭でした。母はよく育ててくれました。でも、私は赤貧少女でした。つまり、じゃりン子チエちゃんでした。赤貧少女にしか詠めない句があるんですよ(笑)。昔はいちいち恥ずかしかったけど、今となっては良い思い出です。
赤貧俳句、詠んで行こうかな~(笑)
🎎3月3日の季語 雛祭
まさにその日なので、今日はこの季語です。
🪶鷹羽狩行の句
人の世の時計鳴りそめ雛の宴
雛壇の雛たちの生きている時間の流れに、人間たちが生きている時間がふいに合流して来たかのように感じた。
牛車据ゑ雛檀急に重くなる
牛車を据えて、雛壇が急に重くなる? あほだから私には分からない。でも、魅力的な俳句。
貝がらは縞の柄着て雛祭
子供ではなく貝に縞の柄を着せたところが素晴らしい。色までも見えるようだ。好きな俳句。
雛の夜の帰路のつめたき鶏一羽
そのままだと悲しい句に思える。雛の夜に何故鶏を持って帰ってるのかわからない。雛祭を催した家でお土産として貰ったのか?
🌸鈴木花蓑の句
雛の日の都うづめし深雪かな
雛祭の日にめっちゃ雪が積もりました、という句ですね。深雪は雪の美称でもあります。私は綺麗事は嫌いですが、花蓑さんの綺麗な句が好きです。この句はやらかい言葉のみを使って詠まれてます。たおやかな句。
💐石橋秀野の句
雛の座の破れ雪洞は儚き朱
「雪洞」はぼんぼりと読むます。昔の俳句には難しい漢字が沢山出て来るので勉強になります。《破れぼんぼり》という言葉の使い方が秀野さんらしいと感じます。
《俳句引用元記事》
📝俳句を詠もう
「雛祭」で既に一句詠んだので、子季語「雛の酒」で詠みます。赤貧少女あるあるで?(笑) それは又別の機会に。「赤貧少女」。シリーズ化したいです(笑)
囃されてにげ腰の子や雛の酒 知微
白酒というからには酒でしょ?と幼い私は思いました。大人から白酒を飲むよう勧められても、躊躇してなかなかスムーズには飲めませんでした。今、私、法律違反してるの?と思いながらの初白酒。これ、セーフなん?アウトなん?といつまでも混乱していました。
〈画像引用元記事〉
フランス🇫🇷語も勉強中
飾りdécoration
発音表記[dé·ko·ra·syon] デコラシオン
古着の子送り込まれて雛祭
古着 vieux vêtements(ヴューヴェットゥモー)
雛祭 Fête des poupées(フェトデプッピー)
誤字脱字ありましたらすみません