モモが家に来て、1週間。特に問題はないと獣医さんにも言われました。


『そろそろ、解禁かな…』

先輩猫達は、東の部屋にいるモモが気になって仕方がないようです。


ある夜、ゆきはモモを抱き、西の部屋、先輩猫達の部屋へ入っていきました。


「みんな、初めまして!モモ君ですよ。」


ゆきは座り、モモを膝に置きました。


ここからは、猫達の世界です。
猫同士の初対面のご挨拶をゆきは見守ります。
東の部屋の子猫の存在を、先輩猫達は五感と空気で既に知っています。

モモが失礼な態度をとっても、最初は先輩猫達は許すでしょう。
モモが大人に成長するために、先輩猫は、時には厳しく接していくでしょう。

モモも、先輩猫を見て、成長していくのです。

ゆきはただ、猫達を見守ることに徹します。


優しい世話好きな誰かが、モモを育てていくでしょう。




続く
ランチを食べている時に、ゆきは思い付きます。

「あっ!そうだ!見つけた!」


思わず声をだしてしまいました。


『桃!』


『ひらがな書きなら、もも、6画数!』
『カタカナ書きでも、モモ、6画数!』


呼びやすくて、可愛い名前を思い付き、ゆきは嬉しくて微笑んでしまいました。

でも…男の子?女の子?何も大切なものはついていなかったような…ハッキリしていないのに…モモでよいのか?



続く