気まぐれデトックス

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基本、デトックス目的のブログです。
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氷艶2024話をのんびり書きかけていたら、田中亜紀子さんと尾上菊之丞先生サイドから、素晴らしいレポがあがってきたので、まずはそれを貼っておきます。

 

高橋大輔 直前に「試練」が…5年ぶりの「氷艶」で生み出したもの(田中 亜紀子) | FRaU (gendai.media)

 

ゆずと、仲間たちと…高橋大輔が「氷艶」で魅せた「スケーター」としての矜持(田中 亜紀子) | FRaU (gendai.media)

 

尾上菊之丞演出統括、高橋大輔主演「氷艶 hyoen 2024 - 十字星のキセキ-」レポート - Premium Japan (premium-j.jp)

 

色々多事多難、波乱万丈な公演でしたが、なんとか無事に成功をおさめて、本当によかったですね。

 

 

ところで、今回は、書きかけのものをいったん措いて、最近巷で話題の村元さんの報道案件について、私の考えをまとめる為の記事です。

 

 

まず、事実関係については、「報道に一部誤りはあるものの、誤解を招く行動をとったことは事実と確認」したと公式サイトで認めているので、何かしらはあったものと思います。ただ、その「何かしら」はあくまで個人のプライベートな領域に属することなので、詳細を知りたいとも思わないし、政治家や公務員といった公人でもない著名人のプライバシーを勝手に公にすることは、それが誰のものであっても、嫌悪感を抱きます。

そもそも、私は発信元の週刊誌がソチ五輪前後に高橋大輔さんに対して取った邪悪な仕打ちの数々を今でも胸がキリキリするほど鮮明に覚えていて、同社に対しては一切信を於いていないので、元記事は一切読んでおりません。ほんの1VIEWですら稼がせたくないので、悪しからず。

過去にも何度も名誉棄損罪で訴えられ、敗訴しているにもかかわらず、同誌がこんな暴露記事を繰り返し出すのも、見る人がいる=稼ぎになるから、です。儲けになれば、話題になった人物および関係者にどんな被害が生じようと知ったことではない。そこに報道の自由の正義のといった信条はありません。

 

ただ、それでもTwitter上には色々流れてきますので、報道の概略は把握しています。

7/10に報道があり、

7/12にFriends on Ice2024に初めて浅田真央さんが出演と公式発表、同時に同公演では大輔さんのソロプログラム、それも「滑走屋とは違うプロ」を披露されると発表

7/13・14のPIW鹿児島公演では「かなだい」として出演し「Symmetry」を披露、但しMeet&Greetには大輔さんのみ登場

という経緯をたどって、今、輔オタ界をざわつかせていますね。

 

 

私は、といえば。

 

まず、もし書かれていたことがあらまし真実であったと仮定し、これが自分の娘だったなら、泣いて叱り、諫めます。

自分自身、過去にひじょうに苦しい恋愛をしたことがありますので、時に理性で抑えることのできない情熱なり衝動なりというものが人にはあることは、知っている。

それでも、よくないこと。誰一人幸せにはならないこと。どんなに苦しくてもやめなさい、諦めなさいと。

 

 

同時に、自らの体験なり倫理観なりに照らして、彼女を見たくない、それゆえに「かなだい」としての演技が見たくない、という人々が一定数いることも、そりゃあそうだろうよね、と思います。

結果、「観に行かない」という行動を採るのか、行くには行くけど複雑な想いをすることになるのを択ぶのか、さぞさぞ悩ましかろうし、つらいだろうなあとお察しもします。

 

 

しかしなあ、、、

だからといって、せっかく大輔さんが、膝の痛みと寝返りも打てないほど過酷な肉体改造と、何より✨プロのパフォーマー✨として脂ののりきった時期の貴重な三年間を犠牲にしてまで手に入れた「人と組んで踊る技術」をわざわざ放棄するようなことには、私はなってほしくないです。

それは、あくまで一ファンとしての私のエゴですが。

彼女以外の人と組めばいいじゃないか、という意見も見かけましたが、ワールドに出場可能なレベルの女子アイスダンサーが、今、日本に他に何人いるとお考えです??

 

 

中には、偶々上記の流れであったことから、元々他の人とも組んで滑れるように技術を習得したんだから、この際別な人(明言していなくても要するに真央さんのことですよね?)と滑ればいいとか、なんなら「だいまおプロ」の方が観たいとか仰る方も少数ながらいらっしゃるようですが、それこそ

アイスダンスなめんな

です。

 

「かなだい」がたった2シーズン半(コロナ禍で実質潰れた期間もある)で、ワールドTOP10に肉薄するほどのレベルに達したのは、確かに、シングル世界王者にして五輪メダリストであり、「ステップ王子」の異名をとるほどスケーティングとダンスの才能に恵まれた高橋大輔なればこそ、という一面もありますが、それは「パートナーが哉中ちゃんだったからやれた」ことでもあると、大輔さん自身が明言していますよね。

ここ3シーズンに及ぶ「かなだい」配信スペシャルを見た方なら、ショーの直前にしばらく合わせる程度のものとは全くレベルの違う、針に糸を通すような細かく濃やかなすり合わせがアイスダンスには必要不可欠だということが理解されているのではなかったでしょうか?

 

もちろん、昨年のFOIで哉中さんとポジェが即席で組んだり、氷艶で大輔さんが高志郎君と組んでリフトしたりステップ踏んだりする、そういう意味での「多彩な組み方」「相手を固定しないダンス」は私も大歓迎です。

そんなことまで否定する訳がない。

究極、最高のパフォーマンスを見せて我らを圧倒してくれさえすればいい。

 

ただ、このタイミングで、「前々から思っていたんだけど」として、ここぞとばかりにその願望を公に書くということは、このセンシティブな話題がホットな時期に、それが大輔さんや哉中さんの目に触れることを「よし」として書いている訳ですよね?大輔さんは、最近はエゴサもしていると明言していますし。

大輔さんはね、なにせ荒波に揉まれた経験値が高いですし、スルースキルも発揮できる。基本的に「人が好き」な人でもあるので、そのような意見を見かけても、気にしないかもしれない。

でも、当事者である哉中さんは違います。

驚いたことに、わざわざ「公式に意見しにいった」という人もいたくらいです。公私ともに沢山の批判や叱責、バッシングは受けている筈。

そこへもって「高橋大輔のパートナーはアンタじゃなくてもいくらでもいる」と他ならぬ「大輔ファン」と明示している人から言われたなら、ストレートな物言いでこそないものの、「カップル解消せよ」と言われているに等しいでしょう。

本当に、そんな事態を望んでいますか?

「そんなつもりじゃない」と言います?

でもね、大輔さんがどう考えようと、哉中さん自身が「もう無理」と感じたら、続けられないんですよ。三シーズン、アイスダンス界を見てきて、いかにカップルを続けていくのが難しい世界か、皆さん、わかっていますよね?

 

 

「誤解」を受けるような行動をとってしまった、国内で名前を出せば、10人中8人くらいは知っているであろう有名人の仕事上のパートナーである自覚が足りなかった、そういう批判は、甘んじて受けるしかないでしょう。

おそらく、彼女の仕事にも少なからぬ影響はあると思います。

スケートにさしたる関心もない層から、好奇の目や冷たい言葉をぶつけられることもあるでしょう。

それは、厳しいようですが、彼女自ら招いたことです。

 

でも、せめては、何かを公に呟く前に、ちょっと深呼吸して「本当にこれ書く?」と自らに問うてほしいなと私は思います。

言葉は、時に刃物よりも恐ろしい。

刃物ならば避けもできようけれども、心に刺さってしまった言葉は、いつまでも内面にエコーし続けて、ふとしたはずみに人の命を奪いさえするから。

 

 

ヨハネの福音書の中に、こういう挿話があります。

 

ある時、ユダヤの律法学者達が、不倫の現場を捉えられた女性をイエスの前に連れてきて問う。

「このような罪を犯した女は石で打ち殺せとモーセは律法の中で命じていますが、あなたはどう考えますか」

もし「打ち殺してはならぬ」と答えたら、「律法に背いた」者として糾弾される。

もし「打ち殺せ」と答えたら、「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」と赦しと寛容を説いてきた自らの言説を否定することになる。

イエスはこう答えた。

「あなた方の中で、罪を犯したことがない者が、この女に石を投げなさい」

 

私はクリスチャンではないし、というかむしろ、あんまりキリスト教にシンパシーは持っていない方ですが、このエピソードは印象深く心に残っています。

 

・・・珍しく、最初から最後まで真面目な記事を書いてしまったぜ。。。