6月になり、雨の降る東京です。そろそろ入梅かな?あたしは割と雨は好きです。そしてこの暖かい時期の雨に、植物はきっと大喜びですね。
さて、6月の流れを読む前に、5月を振り返ります。5月はこんな感じでした↓
振り返りで引いたのは、「35-Māui (マーウイ)」。
マーウイは別名トリックスター。IZの「ハワイアン・スーパーマン」でもお馴染みですね。そう言えば、最近だと「モアナと伝説の海」にも描かれていましたね。あのキャラクター付けは、マーウイの特徴をよく捉えているなぁと思いました。お調子者で、ちょっとマザコンみたいな。モアナではマザコンっぷりは描かれていませんでしたが、小さい頃に捨てられたことから、とにかく目立ちたいという性格になったというくだりは、なんとなくマザコンを表しているような。。。
ちなみに、ハワイではマーウイのお母さんは月の女神「Hina(ヒナ)」ですが、モアナではヒナは「シーナ」としてモアナのお母さんになっています。
ハワイ神話でのマーウイは、自分のやりたいこと、興味のあることをやっていたらいつの間にか人の役に立っていたという、まさに「好きを極めた」感じなのです。島を釣り上げたり、太陽を捕まえたり、天気予報を開発したり。
あたしも5月は「好き」なことができるチャンスは逃さず捕まえるようにしていました。そしたら、さらにたくさんの「好き」を実行する機会がやってきました!目の間に来たということは、それがタイミングということ。このリズムをさらにつかんで行こうと思います。
さて、6月のカードです。
引いたのは「15-ʻAwa(アヴァ)」でした。
これも久しぶりのカードです。
古代ハワイのアヴァは、カヴァというコショウ科の植物の根を醗酵させて作っていたそうです。日本のくちかみ酒と同じように、人の唾液で醗酵させていたというのを、何かの文献で読みました。現在は違うようですね。
アヴァは麻酔代わりにしたり、神聖な儀式の時に浄化に使ったりします。
5~6年前くらいに、カヌーの建造のためにハワイ島ヒロのタウポウリ・タンガロー先生にお願いして、アヴァセレモニーを執り行っていただいたことがありましたが、あの時はコアのボウルに入れたアヴァを頭より高く捧げもって、カヌーになる丸太まで膝でにじって行ったのを覚えています。あの日は土砂降りでしたが、タンガロー先生は決してそれを厭うことなく、常にアヴァに敬意を持って接していました。それくらい神聖なのだということを、身をもって教えていただきました。
このカードの本来の意味は、「供物/生贄」で、捧げるほうの気持ちによって、その捧げ物が供物になるのか生贄になるのかというメッセージなのですが、今朝はこのカードを見たときに違う印象を持ちました。
今月はこのアヴァのように、何かを「どばっ」と解放するのじゃないかなーと。別の言い方をすれば、「手放し」。大事大事と握り締めてきたものの意味合いが変わって一気に手放しした後に、本来自分が持っている神聖さのようなものが表面に出てくるのではないかな、と。
その握り締めているものだって、今までは必要だから握り締めていたのです。でも、状況も人間も、刻一刻と変化していく。それを潔く「えいっ!」と手放せたとき、自分の進む道が見えてくるのかな。そんな印象を持ちました。
さてさて、6月は夏至もあることですし、どんな手放しや解放が起こるかな。
このブログの左側にあるブログアクセサリーで、カードを引くことができます。ご興味のある方はやってみてね。
※カードの画像は、マナ・カード~ハワイの英知の力~よりお借りしました。