つらさに順位はない! | Hoʻola ~自分を生きる~

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この世を遊ぶように楽しんでいこうと思ってます♪

今まで感じていて、なかなか言葉にできなかったこと。
さとうみつろうさんの今日のブログがあまりに言い当てていて、うわっと思いました。
 
そうそう!
これ、本当にそうでした。
 
あたしは片側顔面痙攣を発症してから4年半の間苦しんでいたのですが、手術後に「命に関わるものじゃなくて良かったね」という言葉をちょいちょい言われました。外から見たら、これが死因となることはありません。でも、死んでしまいたくなったことはたびたびあります。
 
命に関わらないという言葉。
言った人は慰めだったのかも知れませんが、「そんなことでピーピー言うな」って言われているような気がしました。世の中にはもっと大変な病気がある。その程度でぴーぴー言うなと。特に、身内を若く病気で亡くしたり、自分ががんに罹ってそれを受け入れられない人。こういう人は平気で言ってきます。
 
いや、あたしも辛かったんだけど。
この言葉、何度も飲み込みました。
 
でも、そうじゃなかった。
あたしは「自分は辛い」と言って良いんだ。
 
それと、親切面して、あたしを気遣う振りをして、自分の恐怖を押し付けてくる人も何人かいました。
 
手術なんてやめた方が良い。命に関わらないんだから、そんな危険な手術なんて受けない方が良いって、何人かに言われました。だけど本当の身内、ダンナや両親、姉妹は何も言わずにあたしの決断をサポートしてくれました。
 
そう、決めるのは自分。
 
そして、そういう恐怖を押し付けてきた人たちは、あたしが手術が無事終わって順調に快復しているのを知って、離れていきました。その人の心に抱える恐怖を、あたしが受け取らなかったから。
 
 
昨年乳がんと言う大病を患い、今は日常生活に復帰している友達に、退院後初めて会ったときにこう言われました。
 
「大きな病気すると、付き合う人の層が変わるよ」
 
彼女も恐怖を克服した人です。今、彼女の言っていたことの意味が、よく分かります。そしてお互いに、「やりたいことからやろうって、優先順位が変わるよね」という結論に至りました。
 
自分の感覚が一番大事です。
人からの目ではなく、自分の心。
 
あの人の方が辛いから。
あの人の方が大変だから。
そう言って自分の辛さを表現するのを後回しにすると、そのうち心が捻くれます。もっと自分をケアしてって主張してきます。あたしを見て、って言ってきます。ここに陥りかけてました。あぶない、あぶない。
 
今まで人の顔色を見ながら生きてきた分、もっともっと、「自分の感覚」を大事に生きていこうっと。
 
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