植物について思うことアレコレ | Hoʻola ~自分を生きる~

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桃が発芽しました。

昨年の夏に、山梨在住の高校時代からの親友が、彼女の家の近くで育てている有機栽培の桃を送ってくれました。その種を洗って、乾燥しないようにジップロックに入れて冷蔵庫で寝かせました。桃は種を低温で3ヶ月以上寝かせると発芽しやすいとか。さすが、日本の植物です。

このように、その植物が育つ環境を想像するのが、おそらくグリーンフィンガーの第一歩じゃないかな、と思います。


最近、「植物のケアの仕方」についてたびたびお問い合わせを受けることがありました。あたしもめっちゃプロ!って訳でもないけれど、経験上の基本を書いてみます。


まず、第一は、その育てている植物が、どんな場所に生えるものなのかを知ること。そうすると、どんな環境を整えてあげれば良いかが想像できます。

例えば最近流行りのプルメリア、ハワイでよく見かけますが、ハワイの島でもどこで見かけるか?って考えると、「乾燥した地域」ですね。大雑把にまとめると、気温が高くて乾燥した環境を好みます。だから、日本の冬は苦手ですね…。

フラダンサーに人気のレフア(オヒアレフア)は、キラウエアやプナなどの溶岩の跡地で見かけます。ということは、水はけの良い土壌がお好みです。標高1000m以上の場所でも見かけるので、寒さにはそこそこ強いのかな?と想像できます。ハワイ島のボルケーノ・ナショナル・パークは、冬の朝晩はそれなりに寒いです…。

モンステラも丈夫で人気ですね。このモンステラ、ハワイ島ヒロではバニアンに絡み付いているのをたくさん見ます。でも、乾燥したカイルア・コナではあまり見かけません。気温は温暖で高湿度な環境だと元気です。

そしてモンステラの葉っぱの切れ込み、あれは風の抵抗を和らげるためのものですって。植物の知恵ですねー(^^)

こんな風に、植物が育つ環境を想像すると、どんな環境が必要か分かります。桃の種も、冷蔵庫で擬似的に「冬」を体験させておくと、発芽するプログラムが発動するってことなのです。



南国の植物は、どうしても日本の冬には元気がなくなります。それをケアしてあげるのが大変でもあり、そして越冬できたときの喜びは大きい!人間も慣れない環境だと元気がなくなります。元気がないときは、想像力を働かせて、ムリヤリ栄養を与えたりしないようにして、見守ってあげてください。


ハワイに行くときは、どんな地域にどんな植物が自生しているか、観察するのも楽しいですね~(^^)。


そして、薬の問題。

なるべく無農薬で育てようと思って奮闘していますが、これがほんとに大変!夏の高温乾燥時期にはハダニが必ず出てくるし、梅雨時にはカイガラムシやアザミウマ。土からは必ずコバエが湧いてくるし、たまにコナジラミも出てきたりして、年中駆除に追われています。

カイガラムシは歯ブラシでこすって落としたり、ハダニやアザミウマは濃い目の木酢液をスプレーしたりしていますが、無農薬でお米やリンゴを育てている農家の方々の苦労が分かります…。


手のつけようがなくなってベニカXやベストガードを使うときもありますが、なるべく使わないようにしています。でも、ほんと大変!!!

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