こんにちは。ライネライトクリスタルです。
― 完 成 報 告 連 載 ・ 第 十 二 回 ―
検 査 で 落 ち る 石
加 工 に 向 か な い も の の 判 定

前回——一石ずつ手に取って事前検査をした、というお話をいたしました。
本日は、その検査の中で、「加工に出さない」と判定された石のお話です。
◆ 落 ち る 石 が あ り ま し た
事前検査の結果、加工に進めないと判断された原石が、少なからずありました。
通常の販売基準では、まったく問題のない石です。
けれども、ビーズ加工——特に、大粒丸玉への加工となると、別次元の判定基準が必要になります。
◆ ど の よ う な 石 が、落 ち た の か
検査で「加工には出さない」と判定された石には、いくつかの傾向がありました。
クラックが、致命的な位置に走っている石。
削り進める方向と、クラックの方向が交差していて、削った瞬間に割れる可能性が高いもの。
内包物が、削った先に集中している石。
表面は美しくても、削り込んでいくと、内部の濁りが現れて、丸玉として完成しないもの。
結晶が、特に脆い石。
フェナカイトの中でも、扱いの難しい個体差があり、ビーズへの加工に耐えられない結晶構造のもの。
形状的に、大きな丸玉が取れない石。
削り出せる球体の最大サイズが、目指す粒の大きさに届かないもの。
◆ 落 と す と い う 判 断
通常の販売であれば、十分に商品として成立する石を——「ビーズ加工には出さない」と判断する。
これは、石を捨てるということではありません。
原石として、もしくはルースやファセットとして、その石が最も活きる形で——別の道を歩ませる、という判断です。
す べ て の 石 に、適 し た 道 が あ る。
ブレスレット用の道は、その中の一本に過ぎません。けれども、その一本に進ませる石を選ぶ判断は——最も慎重に、最も厳しく、おこなわれました。
◆ こ の 判 断 が、後 の 工 程 を 守 る
事前検査で落とした石は——後に振り返ったときに、その判断の正しさが、はっきりと現れることになります。
なぜなら、加工の現場では、予期せぬ破損が起こります。事前検査をどれほど慎重にやっても、削り始めてから現れるリスクは、ゼロにはなりません。
であれば——リスクを最小限にするために、事前検査の段階で、できる限りのことをやる。これが、後の工程を守るための、最初の防壁でした。
◆ そ し て、加 工 へ 進 む 原 石 が、決 ま り ま し た
検査で残った原石たち。
これらが、ビーズ加工へと、進むことになります。
けれども、ここで、もうひとつの大きな決断が、待っていました。
す べ て を 同 じ サ イ ズ の 玉 に 削 る の か。
そ れ と も、別 の 道 を 選 ぶ の か。
― 次 回 ―
普 通 は 統 一 サ イ ズ で 作 る ── な ぜ 諦 め た の か
ライネライト・クリスタル店長
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ライネライトの4大希少石
13年間かけて集めた、当店の顔となる看板商品



