運転中に偶然気づいた、ミヤコタナゴを探る旅・・・・(田沢湖に昔生息していたクニマスに思い入れのある私としては、おさかなつながりです)

 

県のレッドデータブックを読むと、県内で確認されているのは、「大田原市、矢板市、A市」という表記を見て、なんでA市なのかな?と思いました。

 

結果的に、これは、密漁・密売を防ぐために、秘密にしているのだということが、あとでわかりました。

 

それもそのはず、ミヤコタナゴが婚姻色になったときのオスの美しさが。

 

 

そして、実は、「タナゴ」を釣る専門の方々もおられるほどです。ミヤコのタナゴ、という意味の「ミヤコタナゴ」なんだそうです。で、地元では「おしゃれなふな」という意味で「オシャラクブナ」ともいうそうです。

 

こちらのブログを見つけましたが、こんな良心的な方ばかりではないのでしょう・・・

 

ミヤコタナゴに限らず、タナゴって美しい小さな魚なのですね。。。熱帯魚のようにキラキラしています。

 

よって、ここでは、特定を避けるために、あいまいな表現で記述することにします。

 

1970年当時の調査によると、餌になるマツカサガイの生息場所は、50㎝/秒というけっこう速いせせらぎの砂利底で確認されたとありました。繁殖保存に携わる方によると、私がこの前行った保護地のせせらぎは、速さがだいぶ遅く、本来の意味からは適していないとのことです。並行して走る水路のほうが適しているそうです。

 

そして、私がそこで撮った写真を見てもらうと、やはり、ミヤコタナゴではないとの

こと。

こんなにいっぱいいるのか!って思ったけど、やっぱり違っていた

 

1990年には、天皇陛下も視察されているんですね~。

その後、生息地が確認されたのは、喜ばしいけれど、水田との両立はできるのか?など、地元に戸惑いもあったようです。

 

1999年には密漁もあり、2002年には密売が発覚して逮捕されている人がいます。

2002年、その沼の調査では、生息が確認できず。その理由として、1998年の水害で上流から泥が流れこみ続けている、ブラックバスによる食害、水温低下、ハクチョウやカモの糞や餌付けの残りなどによる水質汚染などと推測されるそうです。

沼から流れる水路は、伏流水が出た部分かもしれませんが、清き水の流れという感じではありませんね。

 

「沼は飽和状態」との表現が、ぴったりくる感じ。

 

たとえ密売したとしても、保存繁殖のような厳正な管理は一般人にはできないので、すぐに死んでしまうそうです。

 

繁殖したものを、沼に戻しても、なかなか生息は難しいぐらいなので・・・。

 

4月ごろから婚姻色になるということなので、水遊園の水槽で泳ぐ姿を見てきたいと思っています。