きょうは、隣の市の図書館の、分館に行こうと思い、いつものようにグーグルさんにすっかり頼って、南下。

 

すると、左手に湖?池?沼?(そんなにでっかくない)「羽田沼」と書いて「はんだぬま」。引っ越してきてから初めての水辺だなぁ~おおっと、ハクチョウが!(もちろんたくさんカモもいる)

 

ハクチョウと言えば、福島市民でありました私にとっては、ハクチョウの餌=干し飯を集めて(仏様に上げる毎日の少しのご飯を、冬までずっと貯めておく)、学校に持っていくのが冬のならわしでした。

まあ福島のことはおいといて・・・

 

あちこちに、「ハクチョウに餌はやらないで」という張り紙があります。「鳥インフルに注意」「ハクチョウやカモが驚くので、犬の散歩は禁止」と、何やらいろいろ警告があります。

「ハクチョウは野生だから、餌をやってはいけない」っていうことだけど、福島は餌やりし放題だったがなぁ・・・→【修正】2008年度から、鳥インフルエンザの影響により、餌付けは禁止されたそうです。

 

看板があります。

なんとこの、右下のグラフによると、ハクチョウは、平成7(1995)年ごろから、飛来するようになったらしい。歴史が新しすぎる!!そして、カモも大量に増えている。それに反比例するように、「ミヤコタナゴ」という、初めて聞く貴重なおさかなが激減。平成13(2001)年10月に14匹確認されてからは、観測されていないようです。

 

この水鳥たちが、ミヤコタナゴなる絶滅危惧種を、食い尽くしてしまったのか?という気がしましたが・・・。

 

説明を読むと、

水鳥へエサを与えた結果、食べ残しが沼に堆積したり、多くの糞尿が蓄積したりして、羽田沼及びそれに続く水路の水質が悪くなったことが大きな原因と考えられています

それで、餌やり禁止になったのですね。「ミヤコタナゴを食べるオオクチバスも駆除」と書いてありますが、ここにいるハクチョウはカモは、ミヤコタナゴは食べないのでしょうか。

 

こんなちっちゃな沼については「日本湖沼誌Ⅱ」にも出ていないだろうかなあ・・・(まあもともと、近くの図書館に所蔵もない。。。古本でも16500円以上するからね・・・)

 

それにしても、ハクチョウに餌をやることで水質が悪くなるのであれば、福島のあぶくま親水公園は、川の流れで、流れていくから平気なのか?餌やりはよくないということはないのでしょうか。→【追記】これについて、ブログを書いてすぐ、あぶくま親水公園の近くにある福島市の施設「小鳥の森」に質問メールを出したところ、すぐ返信をいただきました。そのため、修正しております。

 

付け加えると、返信をいただいた方は、増渕さんという方です。おそらく、こちらの記事に出ておられる「日本野鳥の会ふくしま、福島市小鳥の森担当」の増渕さんと思われます。(違っていたらまた修正します)。

 

増渕さんは、栃木出身で羽田沼にもお詳しく、ミヤコタナゴが生息するのは、沼ではなく、そこから流れ出る水路とのこと。水路といっても流れが地表に見えるのではなく、水路の末端が伏流しているため流れがほとんどない水路なのだそうです。それは、うかつでした。また行って、確認してみなければ。そして、ここも砂礫で水が地下に潜るということは、ここも、那須野が原の一部なのだったのか?わかりません。

 

そして、本題の、ミヤコタナゴについては後述。