2年ほど前のコロナ外出規制中に引越して来た裏隣さんが、
共用の私道脇の草をとてもきれいに刈ってくれた。
そして、彼らの家のガーデン全ても、庭師さんを雇って
無駄な草木を取り払ってバルク(木屑)も撒き、とても綺麗にした。
ああ、ウチもいくらか費用を出すべきかなと思い、
裏隣さんに会いに行くと。
ご主人の方が、
僕たち別れることになったんだ。
それで家を売ることになった。
次の週末、オープンホームをするのでよろしく。
と言われ、えっっええ〜っ!?とおののいてしまった。
が、ここに至る経緯には、イバラの道だっただろうから、
やっぱり私があんまり驚くのは失礼だし、
こういうとき言える言葉は、
I am sorry to hear that
しかなかった。
40代くらいの彼らは、保険ブローカーの旦那さんと、
オリンピック水泳選手のコーチの奥さん。
実際、この2人も再婚同士で、
それぞれに2人ずつ高校生以上の子供がいるらしいが、
友達の出入りが激しく、
入居した頃コロナ規制だった事もあり、
互いに挨拶もできず、というか、親子ともども全く愛想のない人で、
自分から挨拶もしないし、
顔が合っても、電話中だったりで手を振るのみ。
それぞれの子供はどの子が住んでいるのか、今だに知らない。
何より、身近でまたもや離婚が起こり、ため息である。
反面、自分がしたい事をさっさと行動に移す、
自分ファースト、アメリカファーストって事なんだと感じる。
結婚とは我慢とか終身契約というのが当然に思っている自分が、おかしいんかもな、
とまで思わされるNZ生活である。