24ドルの犠牲 | レイドバックnzのブログ

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何年か前にも書いたような気がするが、
 
私の職場のトイレの手拭きは、
 
回転式の布タオルロールが出てくるの昔のものである。
 
いつだったか友人の20代の女性にこれを説明したときに、
 
どんなものか見たことがないと言われたので、
 
きっとものすごく古いものなんだと思う。
 
とにかく、このロール式のタオルと言うのは
 
日本で言うおしぼり屋さんみたいな業者が洗って持ってきてくれるわけで、
 
このタオルの巻きが終わったら、誰かが洗ってあるのに変えなければいけない。
 
ところがその大層な装置が鍵で開けるものになっていて、
 
その鍵がなくなるのだ!
 
そもそも。鍵ってあーた、
 
誰がこんなものを盗むと言うのよ?
 
 
 
それで、ベタベタに濡れたふんどしのような布で
 
洗った手を拭くことになっている。
 
 
 
私が仕事を始めた頃(14年前)は、
 
確かに4つあるトイレ(男性用2つ、女性用2つ)のうち3つの機材にそれぞれの鍵が付いていた。
 
それが、1つ減り2つ減り、
 
あまりにもなくすので、1つはずっと金庫室!に置いてあったのだが、
 
今はマネージャーの管理のもとに置かれ、何とかタオルを変えることができていた。
 
しかしだ、このタオルが使い切られてだらんとなっていても
 
社員のほんの一握りの人しか変えようとしない。
 
いや変え方を知らないうちにみんな辞めていく。
 
だから余計にこのタオル替えは決まった人の仕事になってしまっている。
 
そのうちの1人が私だ。
 
 
 
しかし、この鍵がなくなって以来、
 
私は毎度毎度事務所へ行き、
 
鍵お借りします、と言ってタオルを変え、
 
鍵をまた事務所へ持って帰り、と言う5分
 
が時間の無駄に思えて仕方がなかった。
 
これを、まず支店長に申し出たのが1年前。
 
私がコストを出しますから、合鍵を作らせてくださいと言ったが、
 
支店長は君にお金を使わせるわけにはいかない。こちらで何とかするから。
 
と言った。
 
その数週間後もう一度支店長に聞いてみると、
 
ちゃんと本社に連絡してあるんだけど、返事がないんだ。と言った。
 
何ヶ月か待って、
 
私はついに切れて、
 
総支店長の所へ言いに行った。
 
私が出しますから合鍵を作らせてください。
 
しかし、彼の答えは同じ、僕が預かるから。そう言った。
 
しかし私は総支店長のような数字を管理する人が、
 
こんなチンケな仕事をするわけがないと最初から確信していた。
 
それで半年。
 
私は先日自分の財布から24ドル出して、1個8ドルの合鍵を作り、
 
そして、支店長にお金は要りませんと言って
 
鍵を渡して(叩きつけて)やった!
 
が、私は知っている。
 
西洋人の男にとって、女にプライドを傷つけられることほど嫌な事は無いと、いうこと。
 
嫌味な女と言われようが、
 
それで私の時間の無駄がなくなると言うストレス解消になったと思えば安いもんじゃ!
 
あースッキリした!