ヒーリングではその方の体や心の、苦しい感覚や感情が浮き上がってきます。
えるえるではそれらをヒーラーの動きと呼吸と声で解放し浄化していきます。
対面のときも遠隔のときもそれは同じです。
蕾を準備中 ハクモクレン
その日は過去世の浄化がありました。
音のリサーチを始めた時から後頭部に強く圧迫感を感じ、それを解放するために途切れなく頭を動かしながらでした。最初は息も途切れそうなほどでした。
ヒーリングが進むとその過去世の印象が徐々に感じられ、「絶望感」という言葉がやって来ました。
その人生でその方は女性で、自由に自分を表現することを阻害されて自分を封じ込め、無力を感じ、深く絶望した人生だったようです。
私は、
絶望感ってこんなに残酷なものだったのか…❗️
と。
浄化をしつつ、自分も追体験するように感じていました。
生きているようだけど、もう死んでいる感じ、なのです。
もう心が動いてはいない。
魂の空間は真っ暗で、光が何処にもない印象です。
それが絶望の霊魂実感なのだと思いました。
過去と言っていますが、出来事が過去なだけです。
魂にとってその感情は決して過去のものではありません。
霊魂にとっては30年前でも、1000年前でも関係無しです。
出て来るのは何かしら「この人生のこの今に」痛んでいるところなのです。なのでわざわざ今、癒されようと出てきます。
その痛みが解放されて痛む傷が癒やされバランスが取られれば、人はもっと内的に幸福に、身体も健康な方向へと向かいます。
この日は治療の天使も音楽の天使も天の聖霊も地の精霊も総動員でヒーリングを助けてくれました。
その方にとっておそらくこの人生がハードだった部分を浄化する準備がなされてのことだったと思います。
ヒーリングを終えて(遠隔ヒーリングでした)しばらくの放心と安堵…
同時に私は、時空をまたいでこの痛みを持ち耐えて来られたこの方の霊の旅、その自我の強さや、自由である自分への愛、というものに思いを馳せずにはいられませんでした。
それこそを、人間の魂の「希望」というのではないかと。
真っ暗な絶望と、光しかない希望、があるとすればその間にある…。
暗闇と光。
その間のさまざまなグラデーションとニュアンスを、この人生でも、
十分に体験するようにと。
私たちの魂は促されているかのようです。
過去も未来も現在に集合させて癒やす!