朝早く目が覚めた。
朝の5時だ。
仕事の日にはいつまでも眠ていたいのに、
休みの日に限って早く目が覚める。
年を取った証拠なのか。
しかし妻は、身動き一つせずに眠っている。
生きているのか死んでいるのやら(笑)
年とは関係がないと自分に言い聞かせる。
無性に日の出が見たくなった。
ご来光を拝むとか、そういう高尚なものではない。
息子に声をかけてみるか。
「日の出を見に行かない?」と耳元でささやく。
眠りまなこでコックリうなずく。
学校のある日は「早く起きいなさい!」と何度も言っても
うじうじしている息子だが…
ムクッと起き上がり、準備をする。
私はカメラを持ち、息子は携帯電話(カメラ機能の付き)をぶら下げて。
二人歩いて少し高台にある公園に向かう。
そこからだと日の出がよく見える。
桜島の真上に朝日が昇るのだ。
少し時間が早かったので、
息子は公園の草むらで四つ葉のクローバーさがし。
桜島上空がオレンジ色を帯びてきた。
もうすぐ日の出だ。
わたしと息子はカメラを構える。
太陽が姿を現した。
日の出は何度見てもいいものだ。
一日の始まりをこのように迎えられるのは嬉しいことだ。
桜島の右手前に見える観覧車は、
鹿児島中央駅にあるアミュプラザの最上階にある観覧車だ。
日が昇るのは早い。
あっという間に太陽は桜島を離れてしまった。
満足な写真が撮れた息子は、もう公園で遊んでいる。
ブランコだ。
パパも一緒に漕げという。
この年になってブランコかと思うところだが
私もブランコが好きである。
だから一緒に一所懸命にこいだ。
うーんと高く上がる。
息子のシルエット。
お尻が光ってまるで蛍のようだ。
朝日をバックにブランコを一所懸命にこぐ息子。
いくつになっても、この「少年の心」を持っていてほしいと思った。
満足した私たちはコンビニでおにぎりを買い求め、
家の近くの公園へ場所を移し、
朝食を済ませて家路に向かった。
「一所懸命でないと
一日損した気がする
だって使っても
使わなくても
人生は減っていくものだから」
さだまさし 『日めくり間レンダー 10/20』
昨日、日頃から慕っていた患者さんが亡くなりました。
最近、気が弱くなっておられた様だったが、
あまりにも急だった。
遅出の勤務だったた為、9時半に詰め所に行くと、
夜勤者がまだ残っていて、
今朝方3時ごろ〇〇さんが急変されて大変だったという。
持ち直したとは聞いたが、
心配になって彼女夜の病室に行くと
家族の方々が集まってきておられた。
親しくしていた患者さんの娘さんが私を見るなり、
「速く行ってあげてちょうだい!」と言葉をかけられた。
私は彼女の手を握り、
大声で何度も何度も彼女の名を呼んだ。
それから20分ほどだっただろうか…
彼女は息を引き取った。
優しいおばあちゃんで、
いつも励まして下さっていたのに。
涙を我慢して、
一日の仕事を成し遂げた。
辛く長い一日だった。
〇〇さん
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
ご冥福をお祈りします。
過酷な夜勤を終えて家に帰りつく。
午前10時。
まれにない忙しさでした。
通常ならAM6:00から患者さんの洗面介助(蒸したタオルで顔を拭いてさしあげる)に入ります。
3階が11名、2階が23名。
もちろん介護士が一人でやります。
(あとは自立の方か、注入食(胃ろうorマーゲンチューブ)の患者さんで日勤者が行う。)
それが!
30分も遅れてAM6:30から始めました。
焦り…。
6:45には病院の玄関&駐車場のゲートを開けに行かないといけないのに…
その後は、患者さんを朝食のために1階食堂に車いすで誘導しなければなりません。
なぜにこんなに遅くなったかというと、
患者さんのおむつ交換で、
尿失禁で全更衣、便汚染でシーツを変えていたりで…、
時間が押してしまったからです。
普通にあることなのですが、件数が多かった。
なのにナースは看護師詰め所で朝食取っています。
こちら介護士は朝食も取らずに走り回っています…
それは置いといて、
時間が足りません。
自分の納得のいく「介護」を患者さんに提供できないでいることに
心苦しさを感じています。
心の中で、
「ごめんなさい、今、時間が取れないの」
そう呟きながら、お決まりの日程で業務をこなさなければなりません。
人件費や病院経営のために介護士の人員を増やせないのは理解できますが…
実情を、もっと見ていただけませんかと声を大にして言いたいのでした。
夜勤が明けて思うことでした。
昨日、久しぶりに息子とキャッチボールをした。
スポーツ少年団のソフトボールを始めて1年。
1年前は、まだまだボールを怖がり、
球をよけながら捕っていたり、
投げる球も、右へいったり左へいったり。
それが、なんと1年間で、ずいぶんと成長したものだ。
相手をよく見て、
相手の取りやすい所へ球を投げてくれる。
なんと気持ちの良い、
球のやり取りだろう。
親子の会話もこうありたい。
相手をよく見て、
相手の分かりやすい言葉で話してあげる。
相手がしゃべりやすいように構えてあげる。
キャッチボールで、
貴重なことを学ぶことができた。
ありがたい。 ありがたい。


