連続テレビ小説『カーネーション』第7週「移りゆく日々」(第37回) | 新・法水堂

新・法水堂

演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

連続テレビ小説『カーネーション』
第7週「移りゆく日々」(第37回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎

時代考証:明珍健二 タイトル映像:辻川幸一郎
タイトルロゴ:北山雅和
資料提供:元生茂樹、正覺寺
撮影協力:大阪府岸和田市

出演:
尾野真千子(小原糸子)
正司照枝(小原ハル)
栗山千明(吉田奈津)
駿河太郎(テーラー職人・川本勝)
団時朗(ロイヤル店主)
濱田マリ(安岡玉枝)
須賀貴匡(安岡泰蔵)、田丸麻紀(安岡八重子)、尾上寛之(安岡勘助)、柳生みゆ(小原静子)、眞木めい(小原清子)、小松健悦(奥中宗次郎)、宮嶋麻衣(芸姑・駒子)、鍋島浩(吉田克一)、梅田千絵(吉田志津)、澁谷健史(テーラー職人)、吉井基師(同)、永田沙紀(踊り子)、大西由恵(同)、堀部由加里(同)、日本芸能センター、劇団東俳、劇団ひまわり、キャストプラン、NAC、舞夢プロ、東映太秦映画村
小林薫(小原善作)

岸和田ことば指導:林英世
関西ことば指導:川本美由紀、田中恵理
洋裁指導:大田垣妙子 所作指導:草下虎丸
テーラー指導:松岡義和
髪結い指導:岩見悠紀子
写真提供:文化服装学院

制作統括:城谷厚司 プロデューサー:内田ゆき
美術:藤井俊樹 技術:大須賀弘之
音響効果:柴田なつみ 編集:藤澤加奈子
撮影:岡田裕 照明:松本豊 音声:惣田睦弘
映像技術:森千重 記録:江川雅美
演出:安達もじり


STORY

昭和8年(1933)。奈津の父親が亡くなる。ハルは葬儀に行くため、糸子に早く着替えるように言うが、糸子は自分は行かないと言う。渋々善作についていくと、焼香を済ませた玉枝と勘助が出てくる。糸子は勘助に入ってもいいかと相談するが、勘助はこればかりは仕方がないと答える。逃げようとしながらも中に入ると、奈津は涙を見せずに気丈に振舞っていた。サエにドレスを作って以来、川本が言った通り、店はえらいことになっていた。店主は1着を3日で作れと糸子に命じる。店主はドレスを馬鹿にし、背広が一番偉いと思っている節があったが、糸子は客の要望に何とか応えたいと思っていた。そこで、直接布を当てて裁断することで、型紙を作る手間を省くことにする。糸子のやり方に満足する店主。糸子は手間は省いたが手は抜いていなかった。店のミシンを使おうとする糸子だったが、他のテーラー職人は使わせようとせず、貸そうとした川本には釘を指す。職人がドレスのことをオモチャと言ったことに腹を立てた糸子は、布をつかむと自宅のミシンで縫うために帰宅する。ミシンを踏んでいると、ハルがスイカを食べるかと声をかけてくる。そこへ久しぶりに駒子が現れる。糸子に洋服を縫ってもらいたいという駒子は、全員のドレス作りが終わるまであと2ヶ月ほど待つと言う。糸子は奈津の様子を尋ねるが、奈津よりも女将がかなりがっくり来ていて、結婚については喪中のため式が挙げられず、入籍だけするとのことだった。駒子によれば、奈津は案外元気で、ツンツンしていてズケズケ物を言うという。それを聞き、奈津が何を強がっているのか、何を一人で我慢しているのかと奈津のことを考える糸子は、喧嘩でも何でもふっかけて泣かしてやると決意する。だんじり祭りの日。八重子が息子の太郎を探しているのに気づいた糸子は、一緒になって探し始める。得意客に挨拶に向かっていた奈津は、一人で遊んでいる太郎を見つける。どこかで見たことがあると思っていると、泰蔵がやってきて太郎を抱きかかえる。泰蔵に「大変だったな」と声をかけられた奈津は、泰蔵が自分のことを知っていたことに驚く。


かくして踊り子たちからドレスの注文が殺到。
大忙しとなるも、店主にとってはドレスは背広が売れない夏を乗り切るための存在でしかないんですよね。職人たちも愛想が悪いままですが、桝谷パッチ店の職人たちのようにやがては糸子のことを認めていくようになるんでしょうか。

再登場の駒子、今後は奈津に関する情報提供係としての役割が中心になってくるんでしょうか。強がっている奈津のことを案じる糸子ですが、「泣かしちゃる」というのが糸子らしい気遣いですね。

その奈津は泰蔵が自分を知っていたことに驚いていましたが、そりゃ知ってるやろ。笑