連続テレビ小説『カーネーション』第3週「熱い思い」(第18回) | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

連続テレビ小説『カーネーション』
第3週「熱い思い」(第18回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎


出演:

尾野真千子(小原糸子)

麻生祐未(糸子の母・小原千代)

正司照枝(糸子の祖母・小原ハル)

トミーズ雅(桝谷幸吉)

上杉祥三(木岡保男)、田丸麻紀(泰蔵の妻・安岡八重子)、柳生みゆ(糸子の妹・小原静子)、眞木めい(同・小原清子)、吉田葵依(同・小原光子)、一木美貴子(幸吉の妻・桝谷さよ)、飯島順子(保男の妻・木岡美代)、金谷克海(パッチ職人・坂本)、河野智宏(同・岡村)、中村大輝(パッチ職人・山口)、湯浅崇(同・田中)、岡大介(呉服店の客)、辰巳力太(善作の友人)、グレース、キャストプラン、日本放映プロ、東映太秦映画村

小林薫(糸子の父・小原善作)


STORY
八重子に言われて善作が着る洋服作りを始める糸子だったが、幸吉の背広やシャツを見せてもらっても難しそう。同僚たちからもっと簡単なものを縫ったらいいと言われた糸子は、田中の提案で男物のアッパッパを作ることにする。夕方、糸子が掃除をしていると、さよがちょっと古いが物はいい生地を持ってきてくれる。最初は遠慮する糸子だったが、洋服を作れるようになるために必ず認めてもらいなさいと言われて受け取る。糸子は善作が出かけたのを見計い、ハルに手伝ってもらいながら生地に糊づけをして乾かす。アッパッパを作るにあたって、あまり足が出ないよう丈は長めにして、首のところも着物みたいにするなど工夫をする糸子。我ながら惚れ惚れするほどの出来となり、パッチ店の一同も感心してこれなら着てもらえると絶賛する。一方、木之元電キ店の前に集まる人々を忌々しく思いながら通り過ぎた善作は、隣の木岡履物店に「靴アリマス」の看板を見つけて木岡にどういうことかと説明を求める。木岡は時流だと言い、美代は世間の人が下駄より靴を買うようになっているからしょうがない、試しに靴を置いてみたら飛ぶように売れたと答える。世の中変わっていってると言う美代の発言におろおろしながら、善作に詫びる木岡。善作は「とうとうわしを怒らせたな」と出て行く。善作の帰りを待っていた糸子はアッパッパを差し出そうとするが、「やかまし!」と一喝される。夕食前、改めてアッパッパを差し出すが、善作は一瞥をくれた後、千代に捨てるように命じる。翌朝、朝食を食べながら次の手を考える糸子。その日、小原呉服店に足袋を買いにきた客が、棚に置かれたアッパッパに目を留める。善作はそれは売り物ではないと言い、千代に捨てるように言うが、客は捨てるなら売って欲しいと言う。それではと50銭で売る善作。それから糸子は二日に一着の割合でアッパッパを拵えることになる。それが洋服作りを許す代わりに善作が出してきた条件だった。善作もアッパッパを着て、近所の人々に自慢して回る。ある日、糸子がパッチ店でミシンを踏んでいると、幸吉とさよが入ってくる。幸吉は神妙な顔つきで、店を辞めてくれないかと言う。

善作に洋服を着せるという作戦はひとまず成功。
しかしこの善作という人、頑固そうで結構コロっと態度が変わりますね。
あれだけ靴を置き始めた木岡に腹を立てておきながら、アッパッパが売れたとなるや自分でも着て自慢して回るという…笑
千代も計算してアッパッパを店の棚に置いたのかどうかよく分からないところがいいですね。笑。客がアッパッパを手にしたときの慌てぶりからするとわざとではないような感じもしますが、あんなところに置いておくというのもねぇ。

態度が変わったと言えば、パッチ店の人々もすっかり糸子に優しくなってますね。まぁドラマの中では2年が経っているので、その間に認められたということなんでしょうが、一番下っ端のままでも昼食は一緒に食べてますし。

とにもかくにも善作から洋服作りを認められた糸子ですが、なんと幸吉から店を辞めて欲しいと言われて次週へ。何事?