連続テレビ小説『カーネーション』
第3週「熱い思い」(第16回)
作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎
出演:
尾野真千子(小原糸子)
麻生祐未(糸子の母・小原千代)
栗山千明(吉田奈津)
甲本雅裕(木之元栄作)
濱田マリ(安岡玉枝)
トミーズ雅(桝谷幸吉)
須賀貴匡(安岡泰蔵)、田丸麻紀(泰蔵の妻・安岡八重子)、尾上寛之(安岡勘助)、柳生みゆ(糸子の妹・小原静子)、眞木めい(同・小原清子)、吉田葵依(同・小原光子)、一木美貴子(幸吉の妻・桝谷さよ)、鍋島浩(吉田屋主人・吉田克一)、梅田千絵(吉田屋女将・吉田志津)、西村亜矢子(栄作の妻・木之元節子)、金谷克海(パッチ職人・坂本)、河野智宏(同・岡村)、中村大輝(同・山口)、湯浅崇(同・田中)、今西彩(ウェイトレス)、NAC、放映新社、東映太秦映画村
宝田明(千代の父・松坂清三郎)
小林薫(糸子の父・小原善作)
STORY
昭和3年(1928)。糸子がパッチ屋修業を始めて半年が過ぎ、春になった。毎日が怒られている間に終わる糸子にとって、夜、遊んでいるミシンで思いっきり遊べる時間が一番好きな時間だった。木之元電キ店の店頭には歌を唄うというロボットのおもちゃが置かれ、子供たちが集まる。木之元は電気屋を始めてから嫁をもらったが、その嫁・節子は愛想がなく、糸子たちは気楽に店に入れなくなっていた。節子がネジを巻くとぜんまい仕掛けのロボットが動き出してメロディが流れる。糸子は帰ってきた木之元にこれも電気なのかと聞くが、それはオルゴールとの答え。いつ電気を置くのかと尋ねるが、木之元は高くてなかなか手が出ないと答える。ラジオも同様だった。小原呉服店はというと儲かってもいないが、畳まなければならないほどでもなかった。糸子が働き出してから変わったのは、善作が自分で集金に行くようになったことだった。ある日、祖父・清三郎の乗った車が岸和田に現れる。その頃、糸子は田中から裁ちを教えると言われる。山口は早すぎると抗議するが、頑張りが足りていないと物差しで叩かれる。桝谷パッチ店に到着した清三郎が店の中を覗くと、糸子が田中に裁ちを教えてもらっている。糸子が失敗するたびに物差しで手を叩く田中。清三郎は運転手に買いに行かせた菓子折りを持って挨拶に行き、糸子を連れて心斎橋のパーラー浪漫堂に向かう。糸子はメニューと首っ引きになって、フルーツポンチと三色アイス、ホットケーキを注文する。店内は洋装した客もいて華やいだ雰囲気で、ホットケーキもうまかった。ウェイトレスの前掛けを見て、ひらひらをつけようと考える糸子。清三郎は糸子に自分の会社に来ないかと提案。ミシンが山ほどあり、好きなときに使いたいだけ使ったらいいと言われるが、祖父のところに行けば甘えてしまうという糸子は、怒られないよう必死にやった方が勉強になると言い、一人前になったら祖父のところへ行くと約束する。それを聞いて誰に似たのかと涙する清三郎は、「おじいちゃん」という糸子の答えに口までうまくなったと感心する。4月12日大安吉日。吉田屋の大広間で泰蔵の披露宴が行われる。女将の志津は庭にいた奈津に声をかけ、客に挨拶するように言うが、奈津は頑なに拒否し、両手で顔を覆って泣き出す。宴が始まり、善作は「高砂」を謡い上げる。
おっと15話目にして正司照枝さんの出番がありませんでした。
サクサク話は進んで昭和3年。
電気屋には未だ電気なし。笑
修業開始から半年が経ちましたが、裁ちを教えてもらえるようになってまずは順調。そこへ現れた清三郎は自分の会社で働かないかと持ちかけますが、「勉強になった方がいい」という返事。
清三郎は「お前、誰に似たんや。親がどっちもあんなにアホやのに」なんて言ってましたが、勉強云々というのは善作の教えですからね、実は。それに対して「おじいちゃん」なんて答えが返ってきた日にはそりゃおじいちゃん泣きますわ。笑
しかしこのパーラーのシーンでの尾野真千子さん、本当に少女のようで、メニューの見方とかホットケーキを食べながらの返事とかうまいなぁ。完全に孫になってますもんね。さすがです。
そして最後は泰蔵の祝言。
よりによって自分のところで披露宴が開かれて奈津もお気の毒様。