連続テレビ小説『カーネーション』
第1週「あこがれ」(第6回)
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作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎
出演:
尾野真千子(小原糸子)
二宮星(小原糸子・11歳)
麻生祐未(糸子の母・小原千代)
正司照枝(糸子の祖母・小原ハル)
栗山千明(吉田奈津)
上杉祥三(木岡保男)、須賀貴匡(安岡泰蔵)、柳生みゆ(糸子の妹・小原静子)、眞木めい(同・小原清子)、飯島順子(木岡美代)、高須瑠香(吉田奈津・11歳)、吉岡竜輝(安岡勘助)、吉田葵依(小原光子)、大八木凱斗(松坂勇)、荒田悠良(小原静子・8歳)、村上凜(小原清子・7歳)、花田鼓(小原光子・5歳)、那々實あぐり(近所の主婦)、宮川サキ(同)、里吉萌亜(呉服屋の客)、NAC、テアトルアカデミー、劇団ひまわり、東映太秦映画村
宝田明(千代の父・松坂清三郎)
十朱幸代(千代の母・松坂貞子)
小林薫(糸子の父・小原善作)
STORY
善作は隣の木岡履物店の主人・木岡保男と、日本人が洋装するのは当然だとする新聞の社説に反発する。着物は日本の魂であり、誇りをもって呉服屋をやるという善作に対し、保男も下駄屋をやるだけだと意気投合。その頃、糸子は保男の妻・美代ら近所の主婦に洋服を見せていた。夏になったら着るアッパッパーという洋服について聞いた糸子は、それを見せてもらうために木岡履物店に来る。糸子は美代が自分で縫ったと聞いて、自分でも縫ってみることにする。帰宅した糸子は早速、ハルに余っているきれを出してもらう。きれにも肌に近い方がいいもの、遠い方がいいものと色々あることを教えられ、初めて面白いと思う糸子。古いさらしをもらった糸子は、食事も忘れ、妹たちが眠りについても一心不乱に縫い続ける。糸子は初めて作ったアッパッパーを着て家族の前で披露し、妹たちと「春よ来い」を歌う。将来有望だと喜ぶ善作に、うちの着物を全部縫ってくれと言われてますます裁縫が好きになる糸子。学校が終わっても遊びに行かず、家に帰って裁縫をするようになり、神戸の祖父母や勇にも縫ったものを送る。静子が洋服を着るのが恥ずかしいと言うのを聞き、往来を眺める糸子。そこには誰も洋服を着ている人はいなかった。昭和2年。女学生になった糸子は、静子に起こされて慌てて準備を始める。糸子は立ったままご飯をかきこんでむせる。善作が近づくと、隠れて食べ続ける。学校に向かう途中、雨が降ってきたため、糸子は奈津に傘に入れてもらおうとするが、拒否される。ところが、奈津は泰蔵が通りかかるのを見て、急に態度を変える。糸子のなりたいものはもう大工方ではなくなっていた。
ドラマに出てくる新聞はたいてい「毎朝新聞」なのはなぜか問題。
西洋化が進み、着物から洋服へ、草鞋から靴へと移り変わろうとする中、「ナメたらあかんど」と息巻く呉服屋の善作と履物屋の保男ですが、一体誰に向かって言っているんだか。笑
貞子から送られた洋服は着られずに残念な思いをした糸子ですが、自分でアッパッパーを見事完成。善作らに褒められ、ますます裁縫が好きになる糸子。前作『おひさま』のヒロイン・陽子は裁縫が大の苦手だったのに。笑
さて時代は昭和となり、早くも子役は御役御免。
特に糸子は2年ぐらいしか経っていないのに成長しすぎでしょ。笑
尾野真千子さんは実年齢の半分ぐらいの役ですな。
女学生時代は大後寿々花さんに演じてもらったらよかったかも(単に尾野真千子さんに似ているからですが)。