『地面師たち』EPISODE#04 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

『地面師たち』EPISODE#04

TOKYO SWINDLERS

 

 

2024年日本ドラマ 60分

監督・脚本:大根仁

原作:新庄耕「地面師たち」(集英社文庫刊)

音楽:石野卓球

企画協力:福冨薫

脚本協力:黒住光、楠野一郎、二宮孝平

プロデューサー:吉田憲一、三宅はるえ

撮影:阿藤正一、森下茂樹 照明:中村裕樹

美術:都築雄二、浅野誠 録音:渡辺真司

サウンドデザイン:石坂紘行 編集:大関泰幸

監督補:二宮孝平 助監督:北野隆

装飾:浜崎はるみ、田中宏、作田孝行、庄島毅

スタイリスト:伊賀大介 衣裳:荒木里江

ヘアメイク:宮内三千代

特殊メイク・造形スーパーバイザー:江川悦子

スタントコーディネート:出口正義、雲雀大輔

VFXスーパーバイザー:オダイッセイ(小田一生)

タイトルバック:中島賢二

スクリプター:井坂尚子

キャスティング:新江佳子

制作担当:弓田悠太、小山武秀

プロダクションスーパーバイザー:福島聡司、宿﨑恵造

 

出演:

綾野剛(交渉役・辻本拓海)

豊川悦司(リーダー・ハリソン山中)

北村一輝(情報屋・竹下)

小池栄子(手配師・麗子)

ピエール瀧(法律屋・後藤義雄)

染谷将太(ニンベン師・長井)

池田エライザ(警視庁捜査二課刑事・倉持玲)

リリー・フランキー(警視庁捜査二課刑事・下村辰夫)

山本耕史(石洋ハウス開発事業部部長・青柳隆史)

山田孝之(ナレーション)

川上麻衣子(辰の妻・下村佐恵子)、松尾諭(石洋ハウス商業事業部部長・須永)、清水伸(青柳の部下・大谷)、谷川昭一朗(社長・安倍川久雄)、松岡依都美(光庵寺住職・川井菜摘)、吉村界人(「CRAZY LOVE」No.1ホスト・楓)、アントニー(竹下の手下・オロチ)、小林麻子(なりすまし役・谷口淑恵)、猪俣俊明(拓海の父・辻本正海)、安井順平(ABIRU HD社長・阿比留剛)、岩谷健司(下村の上司・羽場理事官)、マキタスポーツ(地上げ屋・林利勝)、田野倉雄太(石洋ハウス社員・二宮)、松本ししまる(石洋ハウス社員・屋敷)、青野竜平(石洋ハウス社員・原口)、塩顕治(石洋ハウス社員・山内)、杉崎シュンペーター(石洋ハウス社員・高須)、中野英樹(刑事・松岡)、美乃すずめ(安倍川の秘書)、佐藤まんごろう(カフェ店員)、水木薫(拓海の母)、清水葉月(拓海の妻・辻本詩織)、渋谷そらじ(拓海の息子・辻本俊海)、大槻修治(住職)、斉藤一平(警官)、ビクター(作業服の男)、ブリーズ(作業服の男)、ファイサ(作業服の男)、市原茉莉(辰の娘・友里)、鈴木玲奈(辰の孫)、大野夏希(辰の孫)、広瀬りおな、池田泰輝(偽者の麗子の息子)、田代柚麻(淑恵の息子・谷口健太)、ベーコン(猫)、くろまさ(同)、クロちゃん(同)、ひげ(同)、あんず(同)、すもも(同)、いちじく(同)、ざくろ(同)

 

STORY

土地の所有者である尼僧をうまく動かすため、彼女が通うホストクラブに潜入する拓海。下村と倉持は、拓海がつらい過去を抱えていることを突き止める。【NETFLIX番組紹介より】


 2017年に起きた積水ハウス地面師詐欺事件を題材にした新庄耕さんの『地面師たち』を大根仁監督が映像化。全7話。

 

冒頭、ビルの屋上から突き落とされそうになっている楓の映像を見てハリソンが披露する『ダイ・ハード』撮影裏話。何だか唐突だなと思ったら、終盤の展開への前振りだったのね。

ハンス・グルーバー役のアラン・リックマンさん、いい俳優でしたよねぇ。

 

石洋ハウスと拓海たちとの交渉に向けて双方が動く中、倉持は再度、拓海の父に話を聞きに千葉刑務所に向かい、下村は地上げ屋・林が殺害された事件が気にかかる様子。

倉持が持ち家で暮らす下村やその妻に対し、「マジ、すごいッス」とリスペクトするシーンはなかなかよかったですね。

その実、下村の夫婦関係は冷え切っているようで、定年退職後、旅行でも行くかと誘う夫に対し、妻は離婚届を用意しているという……


林の事務所に書かれていた「アヒル」が「阿比留」のことだと当たりをつけた下村が喫茶店で張り込んでいると、後ろの席に拓海と後藤が……。隣に座るのは百歩譲るとしても、そこで林が殺された話とかしますかねえ? ちょっとこのシーンはいただけませんでした。

その後、拉致された下村はハリソンのもとへ連行され、廃ビルの屋上から飛び降り自殺をしたと偽装。若い女性刑事がベテラン刑事の危機を救うシーンはありませんでしたね……。

それにしてもハリソン、冷酷。姿を見せなくなった竹下もとっくに処分されているのかも。