ドアとドアノブとドアノブカヴァー第6回公演
『バックギャモンで真の友情は生まれない』
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出演:
飯田恭大(バックギャモン界の藤井聡太と呼ばれた男、しおりのストーカー・バクギアモン/事件関係者)
大橋詩(喫茶店の常連客・太田垣しおり/東京ボードゲーム学園の理事長/事件関係者)
久行志乃ぶ[タテヨコ企画](しおりの友人、くノ一・さくら/後輩刑事/事件関係者)
おりおん。[劇団ドラハ](喫茶店のマスター/東京ボードゲーム学園の講師・池田シンイチ/医者/事件関係者)
曽根大雅[東のボルゾイ](東京ボードゲーム学園の生徒/先輩刑事/犯人・宮本)
髙橋渉[Launge Site](金田一/通りすがりのお人好し/東京ボードゲーム学園面接官)
STORY
とある村で起きた殺人事件。金田一は関係者を集め、見事に犯人を当てる。しかし、その密室トリックの謎は解けないでいた。それは8年前、東京で起きた忌まわしい事件に遡る。バックギャモン界の藤井聡太と呼ばれたバクギアモンはしおりという女性をストーキングしていたが、万華鏡写輪眼の能力を持つしおりに半年にわたって拉致監禁される。一方、しおりの友人でくノ一のさくらはとある城にある巻物を取りに行き、おしゃれになって帰ってくる。さくらは東京モード学園に入ろうとするが、間違えて東京ボードゲーム学園の面接に来る。そこには通りすがりのお人好しによって助け出されたバクギの姿もあった。そんな中、理事長に給料を上げてほしいと頼んでいたダンス講師・池田が惨たらしい殺され方をする。
ドアとドアノブとドアノブカヴァー、新作公演。
公式サイトによれば、ドアとドアノブとドアノブカヴァーは「上質のナンセンスコメディーを上演すべく結成された劇団」とのことで、タイトルとチラシにも惹かれて鑑賞を決めたのだけど……うーむ、まず、まったく上質のナンセンスコメディーではなかった。
のっけからキンタマのデカさがどうのこうのというやりとりに場内も引き気味。あのう、それ、ナンセンスじゃなくて小学生レベルの下ネタですから!
これほど客席から笑いが起きないコメディー作品も初めてだが(自分はまったく笑えなくても、普通、客席からは笑いが起きるもの)、下ネタとナンセンスは相性が悪いということはよく分かった。主宰者はまず別役実さんの戯曲を全部読んでからナンセンスを名乗ってほしい。