パショナリーアパショナーリア
第6回公演『おもちゃワーカーズ』
ニュー・サンナイ
作・演出:町田マリー
音楽:絢屋順矢 ドラマトゥルク:高野ゆらこ
音響・照明:ニュー・サンナイ
宣伝ビジュアル作成:炎(えん)
WEB:大野貴史 票券:照井恭平
出演:
富岡晃一郎(柳沢敏明)
延増静美(派遣社員・大木真美子)
町田マリー(同・寺本ウサギ(小金井ウサコ))
高野ゆらこ(同・園子)中込佐知子(正社員・星野洋子)
炎
STORY
おしごとマッチングアプリで見つけたおもちゃ工場で働くことになった柳沢敏明、68歳。そこには正社員の星野の他、大木真美子、ダンサーの寺本ウサギ、小劇団で女優をしている園子といった個性的な派遣社員が働いていた。
家庭と演劇の両立を目指すユニット、パショナリーアパショナーリア(通称パショパショ)の新作公演。
本来、6日が初日の予定だったが、豪雨の影響で会場が雨漏りしたために中止になってしまった本作(ちなみにニュー・サンナイのオーナーは山内圭哉さん)。
きっと後処理で大変だったと思うけど、そんなことを感じさせない明るい雰囲気が場内を包み込む。客席には子供たちの姿も多く(だからと言って決して子供向けの作品ではない)、町田マリーさんのご子息・炎くんもご活躍。
本篇が始まれば、大きな声で独り言を言う人物がいれば赤ちゃんが泣き出し、舞台上で繰り広げられるやりとりに素朴なツッコミが入って笑いが起き、客席も一緒になって踊る。そんな中にも働く女性たちのリアルな心情が垣間見えて、楽しいだけで終わらない作品だった。
上演時間57分。