突劇金魚プロデュース
Gold Fish Theatre #5
『GFT版 贋作・桜の森の満開の下』
うえだひろし[リリパットアーミーⅡ](マナコ)
木下菜穂子(オオアマ)
澤井里依[舞夢プロ/EVKK](夜長姫)
成瀬遥(早寝姫)
中村味九郎(ヒダの王家の王)
田口翼[チーム濁流](エンマ(エンマロ))
佐々木ヤス子[サファリ・P](ハンニャ(ハンニャロ))
殿村ゆたか[Melon All Stars](仕事の赤鬼(赤名人・アカマロ))
サリngROCK[突劇金魚](仕事の青鬼(青名人・アオマロ))
山本香織[道頓堀セレブ](アナマロ(貴い女1))
安部洋花(マネマロ(貴い女2))
田中良子(エナコ/ヘンナコ)
西原希蓉美(山賊・ビツコの女)
竹内宏樹[空間 悠々劇的](山賊・カタメ)
あっぱれ北村[シイナナ](山賊・カタアシ)
白井宏幸[ステージタイガー](山賊・カタウデ)
田宮ヨシノリ(コースケ)
マナカ[劇的☆ジャンク堂](オクダ)
愛恵(エリコ)
今井千香(母親)
片嶺穂乃佳(コースケの双子の妹カスミ)
東千紗都[匿名劇壇](佐山)
STORY
無邪気さと残酷さを併せ持つ夜長姫は仏師の匠・耳男にそう言った。13歳の姫と出会ってから耳男は常に死に物狂いの気魄を求める姫に翻弄され続けた。しかし耳男はその姫に秘められた「無垢な狂気」にどうしても惹きつけられるのだった。姫の狂気は「限りなく純粋な感情」なのかもしれない……。大学の漫研の部室でコースケは「耳男と夜長姫の物語」に出会う。友人たちが就職活動を始めていく中コースケは「本物の漫画家になる!!」と言い続けているが、それは口先だけのことで行動に移せていない。自分が一番上手いと持てはやされるエアコンの効いた漫研の部室から出ていくことができない。「好きなもの」に対して穏やかな気持ちでいるのではなく常に「呪うか殺すか争うか」という気迫で向き合わなくてはならない。そう突きつけられたコースケは自分の本当の気持ちを探しはじめる。【公式サイトより】
野田秀樹さんの戯曲『贋作・桜の森の満開の下』を脚色。2017年、2021年に続いての上演で、今回は4チーム編成。
動画は全チーム無料公開されていたが、さすがに全部観るのは時間的に無理なので佐々木ヤス子出演のあんころ組を選択。
元々の作品は2018年、NODA・MAPで上演された際に観ているが、GFT版は現代パートとして漫画家を目指すと口では威勢のいいことを言っているコースケたちの物語が挿入される。
その脚色の是非は判断つきかねたが、唯一、4チームともに出演し、1日4ステやった日もあったという耳男役の山田蟲男さんのモノ作りにかける情熱は充分に伝わってきた。
映像が固定カメラでの撮影だったので、役者陣の表情がよく分からなかったのが残念。
サリngROCKさんの作品はAAF戯曲賞受賞作を観たことはあるけど、突劇金魚の作品も観てみたいものですのう。
配信時間2時間4分。