KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024
京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階
■プログラム11
川田喜久治「見えない地図」
キュレーター:高橋朗 (PGI)
セノグラファー:おおうちおさむ (nano/nano graphics)
■プログラム12
From Our Window
川内倫子「Cui Cui + as it is」
潮田登久子「冷蔵庫+マイハズバンド」
セノグラファー(川内):小髙未帆 (APLUS DESIGNWORKS)
SOURCEをテーマにして12の会場で13の展覧会を展開する「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」のうち、京都市京セラ美術館で開催の2プログラムを鑑賞。
まずは川田喜久治さんから。今年91歳、Instagramでも作品を発表し続けるなど精力的に活動。
会場はいつくかの小部屋に区切られ、テーマごとに作品を展示。モノクロの写真が多いが、カラー作品やスライドでの展示もあり。
まずは潮田さん。「冷蔵庫」は様々な家庭の冷蔵庫の閉じた状態と開いた状態を並べて展示。他人の家の冷蔵庫の中身を見る機会なんてそうそうないけど、冷蔵庫の周囲の物も含め、その家族の生活が感じられてこれがなかなか面白い。
潮田さんは夫が島尾伸三さんで娘がしまおまほさん。最近、保存が決まり、公開も始まった旧尾崎テオドラ邸で暮らした日々の写真も。
両方とも日常生活を切り取りながら、積み重ねることで壮大な物語を感じさせるものだった。