連続テレビ小説『ブギウギ』第23週「マミーのマミーや」(第107回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第23週「マミーのマミーや」(第107回)


作:足立紳
音楽:服部隆之
タイトル制作:牧野惇 時代考証:天野隆子
風俗考証:刑部芳則 大阪風俗考証:谷直樹
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
水上恒司(村山愛助・写真)
三浦獠太(柴本タケシ)、小野美音(花田愛子)
木野花(大野晶子)
水川あさみ(花田ツヤ・写真)
市川実和子(羽鳥麻里)
草彅剛(羽鳥善一)

撮影協力:東かがわ市、香川フィルムコミッション、大阪フィルム・カウンシル、滋賀ロケーションオフィス
舞台演出:荻田浩一
大阪ことば指導:一木美貴子
青森ことば指導:和海 香川ことば指導:川口透
所作指導:藤間豊宏 料理指導:広里貴子
楽団指導:MITCH 振付:木下菜津子
歌唱指導:ゆうき ウクレレ指導:富永寛之
医事指導:矢木崇善 仏事指導:丈徳
ヘアメイク(羽鳥善一):永嶋麻子

制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
美術:田部貢市 技術:東川和宏
音響効果:伊東俊平
助監督:山田陽介 制作担当:長岡しのぶ
編集:松屋周平 記録:外川恵美子
撮影:竹内北斗 照明:山本大貴
音声:大場健太 映像技術:山下健
VFX:空閑卓海 音楽録音:野口康史
美術進行:齋藤強 装置:吉田隆広
装飾:和田紗千代 衣装:横山智和
メイク:藤井快実 かつら:松本誠也
演出:二見大輔

STORY
タケシがスズ子のマネジャーになって2ヶ月、タケシはすっかり馴染んでいた。そんなある日、羽鳥善一からアメリカの公演に行かないかとの話が出る。スズ子は、本場の客の前で挑戦してみたいという気持ちがある一方、愛子を連れて行くことはできないと聞き、迷ってしまう。スズ子が結論がなかなか出せないでいると、タケシが先に愛子にアメリカ行きのことを話してしまう。【NHK公式サイトより】

『ブギウギ』もあと1ヶ月。20回しかないんですね。早いですねぇ。

昭和25年(1950)6月。
タケシがマネージャーになって2ヶ月。すっかり馴染んで愛子も懐き、スズ子からは「ター坊」と呼ばれてましたね。
広い庭がある家に引っ越すとのことでしたが、愛子は「嬉しくない」。かわええのう。笑

そんな中、羽鳥から持ち込まれたアメリカ興行の話。本場の客の前でどれだけ通用するのか挑戦してみたいとはいうものの、期間は4ヶ月で愛子は連れていけない……。翌1951年に旅券法が制定されるまでは渡米するにはGHQの渡航許可が必要だったわけですが、家族を大事にするアメリカなら子供の一人ぐらいケチケチしないで許可してくれればいいのに。

ひとまず返事は留保して、晶子に相談してみ
るスズ子てしたが、晶子は4ヶ月も離れることには反対。
スズ子が悩んでいるにも拘らず、タケシは人形遊びをしつつスズ子がアメリカに行くことを話してしまう。しかも「アメリカって月より遠いんだよなぁ」などと余計に心配させることを言いよってからに……。
愛子は帰ってきたスズ子に抱きつき、「行ったらアカン」と泣いて懇願。いやー、愛子役の小野美音ちゃん、演技力もありますねぇ。

結論が出せないまま、羽鳥家へ向かうスズ子。

「歌手である前に普通の人間、普通の母でありたいと思っていた」というスズ子に麻里はアメリカに行っても行かなくても後悔するが、もし自分がスズ子の母親だったら「行ってきなさい」と言うと話す。

さすが麻里さん、スズ子が心の中では行くと決めていて、あと一押しが欲しいことを見抜いていたわけですな。それはいいのですが、スズ子の母親だったらという仮定って必要でした?笑。その後で、「母として同じ立場の人間に背中を押してほしかったのよね」と言っているわけですから、なおさらその仮定は不要かと。

ところで草彅剛さんの演技、どうなんてすかね。時折、イラッとしてしまいます。笑


とにもかくにも麻里の後押しを受けてアメリカ行きを決意したスズ子。晶子もそれを受け容れつつ、愛子にはスズ子からしっかり話すように言う。

その夜、アメリカに行くことを告げると、愛子はまたしてもスズ子に抱きつき、「嫌や。マミー行かんとって」と泣き出す。

1日に2回も泣かせなや、足立さん。笑