連続テレビ小説『ブギウギ』第20週「ワテかて必死や」(第92回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第20週「ワテかて必死や」(第92回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
タイトル制作:牧野惇 時代考証:天野隆子
風俗考証:刑部芳則 大阪風俗考証:谷直樹
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
みのすけ(鮫島鳥夫)、藤間爽子(タイ子)、小田ゆりえ(ラン)、辻凪子(マキ)、和海(タマ)、蒼昴(達彦)、天野順一朗(映画会社社員)、今仲ひろし(ビーナスレコード社員)、岡田力(劇団モダンタイム劇団員)、劇団東俳、日本放映プロ、シンフォニア、キャストプラン、ピカロ、日芸プロ、グループエコー、関西タレント事務所、NAC、アートキャップ、テアトルアカデミー、スリーピース
田中麗奈(おミネ)
近藤芳正(山下達夫)
草彅剛(羽鳥善一)

撮影協力:わかやまフィルムコミッション
舞台演出:荻田浩一
大阪ことば指導:一木美貴子
所作指導:藤間豊宏 料理指導:広里貴子
楽団指導:MITCH 振付:木下菜津子
歌唱指導:ゆうき ピアノ指導:杉山悟史
医事指導:矢木崇善 助産指導:前田利子
ヘアメイク(羽鳥善一):永嶋麻子

制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
美術:鴫原広起 技術:備中正幸
音響効果:伊東俊平
助監督:松岡一史 制作担当:中津琢
編集:松屋周平 記録:外川恵美子
撮影:関照男 照明:浦川純暉
音声:中越真司 映像技術:赤松伽南
VFX:佐久間正泰 音楽録音:野口康史
美術進行:吉澤奈緒 装置:堤正和
装飾:三好勇作 衣装:横山智和
メイク:藤井快美 かつら:松本誠也
演出:福井充広

STORY
昭和23年、羽鳥善一がスズ子に贈った「東京ブギウギ」は、明るいブギのリズムが人々の心をつかみ、空前の大ヒットとなる。山下は、“ブギの女王”の次の一手が大切だと考えるが、羽鳥は忙しくなかなか新曲に取りかかることができないでいた。そんなある日、スズ子は芸能記者・鮫島の取材を受けることになる。しかし、この記事がきっかけでスズ子は大変なことに巻き込まれてしまう。【NHK公式サイトより】

昭和23年(1948)4月。
「東京ブギウギ」は空前の大ヒットとなり、スズ子の歌声が日本中に響き渡る。日本中の人々に生きる勇気と希望を与えることになったブギの女王も、楽屋に戻れば一人の母親に戻り、なかなか泣き止まずに山下を疲弊させていた愛子をあやす。
一方、「東京ブギウギ」の大ヒット以降、レコード、舞台、映画音楽の作曲で大忙しで、スズ子の新曲の余裕はなかった。
ネットどころかテレビ放送さえなかった当時、笠置シヅ子さんの動いている姿を見たことがない人がほとんどというのが何だか不思議な感覚ですよね(もちろん映画はありましたが)。
ところで映画会社の人、「曲のさわりだけでも」と言っていましたが、それはサビという意味で使ってますよね、ね?

そんな中、鮫島の取材を受けるスズ子。雑誌名の『眞相婦人』には『噂の眞相』と『真珠夫人』がかかっているのか?笑

山下は鮫島がスズ子のことを「コブ付き」と書いたことに抗議をするが、鮫島はスズ子の生き方を端的に表したかった、この記事のおかげで「東京ブギウギ」の売上も伸びていると涼しい顔。記事のお陰で売れたという証明は出来るんですかね。笑

鮫島はスズ子を「国民の生きる希望」と持ち上げつつ、有楽町界隈で夜の女、闇の蝶と呼ばれる街娼たちパンパンガールが大勢いる問題について尋ねる。スズ子は「生きるためにしてることを他人がとやかく言えまへん」と答えるが……。

もうどうにかこうにか言質を取ろうという気が満々ですな。みのすけさん、ホンマはええ人なんでっせ(名古屋でお見かけしたことあり。笑)。


帰り道、山下が水たまりに入って靴を汚すと、達彦がやってきて靴磨きを申し出る。山下は龍彦が水たまりを作ったことを身抜くが、達彦の母親が病気だと知ったスズ子は自分の靴も磨いてほしいと言う。しかし、それも嘘ではと疑われた達彦は「説教聞きたくない」とその場を後にする。

達彦が帰宅した家には、スズ子の親友・タイ子が病床に就いて咳き込んでいた。タイ子は達彦が「東京ブギウギ」を歌っているのを止めさせる。

一体、タイ子に何があったんでしょうかねぇ。夫は戦死したのか、はたまた離婚したのか……。


翌週。楽屋でスズ子と山下がその日の朝に見かけた達彦の話をしていると、ラクチョウ(有楽町)のおミネと名乗る女性がスズ子を訪ねてくる。スズ子がおミネが来た理由が分からないでいると、おミネは「しらばっくれるんじゃないよ!」と声を荒らげる。

田中麗奈さん初登場。意外にも朝ドラ自体が初出演なんですな。娼婦の一人に辻凪子さんもいましたねぇ。ちなみに辻さんは7作目の朝ドラだとか。