連続テレビ小説『ブギウギ』第19週「東京ブギウギ」(第88回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第19週「東京ブギウギ」(第88回)


作:足立紳
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
友近(看護婦・東)、中川浩三(産婦人科医・村西)、中谷悠希(羽鳥カツオ)、髙田幸由(羽鳥イネコ)、河野咲良(羽鳥カツコ)、テアトルアカデミー[長谷川杏和・中尾琉愛・加地湊・井上陽奏](福来愛子)
市川実和子(羽鳥麻里)
草彅剛(羽鳥善一)

STORY
スズ子は、羽鳥善一を訪ね、新曲を作って欲しいとお願いをする。珍しいスズ子からの新曲のリクエストに羽鳥は戸惑うが、スズ子の「助けてほしい」という思いを受け、新曲の作曲を引き受ける。一方、麻里は、スズ子が一人きりでの子育てに疲れているのではないかと心配する。そんなある日、愛子が熱を出し、スズ子は夜中に村西医院に駆け込む。麻里もスズ子から知らせを受け、駆けつけてくる。【NHK公式サイトより】

羽鳥家を訪れたスズ子。子供たちは愛子を囲み、イネコは赤ちゃんが欲しいと麻里にねだる。麻里はこの前まで鼻を垂らしていたイネコにベタベタ触らないように注意する。妹たちの世話をするカツオを見て随分お兄ちゃんになったと感心するスズ子。
スズ子のお願いは新曲を作ってほしいというもの。これまでも楽劇団の解散や弟・六郎の死などの際に先生の歌に助けられてきたというスズ子は、「もう一度ワテを助けてください」と頭を下げる。羽鳥は戸惑いつつも、任せてくれたまえと引き受ける。
もう今ではすっかりなくなってしまいましたが、こういう作り手と歌い手の強い絆というのはいいものですね。

そんなある日、愛子が発熱し、病院へ連れて行くスズ子。そこへ麻里も駆けつけ、明日家に行ってもいいかと尋ね、休んだ方がいいとスズ子に言う。村西も「思い切り休むのも母親の大事な仕事だ」と賛成する。
一方、羽鳥は五線譜を前に考え込んでいた。
何度も書いていますが、麻里の存在が本当に心強いてすね。休むのも大事な仕事という村西先生を含め、このあたりの描写は視聴者の共感が得られるところでは。

翌日、ぐずる愛子を麻里に任せて、布団に寝転がるスズ子。麻里は掃除や料理をこなし、スズ子はぐっすりと寝る。料理のいい匂いに目を覚ましたスズ子は妙な夢を見たと報告。
母乳の出が良くなり、赤ちゃんが飲みやすくなるという根菜を使った夕食を食べながら、台所に立っている麻里がお母ちゃんに見えたと話すスズ子。
私も台所に立っている麻里がツヤに見えて、少しうるっとしてしまいました。趣里さんの演技のお陰もあると思いますが。

毎日うんうんうなって新曲を作っているという羽鳥が、どんなものを歌えばスズ子が最高に輝いてくれるのかを考えていると聞き、スズ子は照れる。うらやましくなっちゃったという麻里に、次は麻里のために作ってもらおうと提案するスズ子。2人は羽鳥が倒れてしまうかもしれないが、それが本望だと言って笑い合う。

さすがの羽鳥先生も産みの苦しみを味わっているわけですな。最後、「れんげ摘もか」とわらべ歌を歌っていましたが、考えてみたらぜいたくな環境ですね。笑