連続テレビ小説『ブギウギ』第14週「戦争とうた」(第65回) | 新・法水堂

新・法水堂

演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

連続テレビ小説『ブギウギ』
第14週「戦争とうた」(第65回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
タイトル制作:牧野惇 時代考証:天野隆子
風俗考証:刑部芳則 大阪風俗考証:谷直樹
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
陰山泰(トランペット・一井)、昆夏美(李香蘭)、えなりかずき(ピアノ・二村)、浩歌(作曲家・黎錦光)、富田望生(小林小夜)、国木田かっぱ(ギター・三谷)、伊藤えん魔(ドラム・四条)、曽我廼家いろは(女中・静枝)、黒崎煌代(花田六郎・回想)、高橋かおり(女将)、川添公二(慰問公演担当者)、副島新五(横井少佐)、山岡樹(特攻隊員)、奥本智海(同)、成瀨潤(同)、大村昇汰(同)、土井大之(同)、眞邊麦(静枝の娘・幸)、ビックワンウエスト、日芸プロ、グループエコー、日本放映プロ、ピカロ、ルート、劇団ひまわり、イズム、関西タレント事務所、アクターズ・ハウス
菊地凛子(茨田りつ子)
近藤芳正(山下達夫)
草彅剛(羽鳥善一)

撮影協力:甲賀ロケーション推進協議会、滋賀ロケーションオフィス
舞台演出:荻田浩一
大阪ことば指導:一木美貴子
福島ことば指導:諸橋玲子
青森ことば指導:和海
富山ことば指導:山本峻也
中国語指導:水怡麗
所作指導:藤間豊宏 料理指導:広里貴子
振付:木下菜津子 歌唱指導:ゆうき
歌唱指導(茨田りつ子):神田智子
歌唱指導(李香蘭):李涛
楽団指導:MITCH ピアノ指導:杉山悟史
ギター指導:富永寛之 ドラム指導:弦牧潔
アコーディオン指導:華乃家ケイ
ヘアメイク(羽鳥善一):永嶋麻子

制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
美術:南屋武広 技術:備中正幸
音響効果:巽浩悦
助監督:小島東洋 制作担当:齋藤明日香
編集:松屋周平 記録:外川恵美子
撮影:関照男 照明:浦川純暉
音声:安河内裕斗 映像技術:赤松伽南
VFX:田邊亮哉 音楽録音:野口康史
美術進行:齋藤強 装置:坂口大吾
装飾:長洲史雅 衣装:横山智和
メイク:藤井快美 かつら:松本誠也
演出:福井充広

STORY
上海の羽鳥善一は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽をやりたいと考える。スズ子は慰問で富山を訪れる。泊まった旅館で、スズ子はある女中と知り合う。りつ子は、鹿児島の海軍基地を訪れる。そこで、特攻隊員のために歌ってほしいと要請を受ける。戦時下で、それぞれの活動をする3人。上海で、李香蘭の歌声が響き渡る。【NHK公式サイトより】

さて『ブギウギ』も後半戦。
引き続きよろしゅうたのんまっせ。

昭和20年(1945)8月、慰問で富山県高岡市を訪れたスズ子たち。旅館の名前が藤子屋って!(高岡市は藤子不二雄のお二人が出会った土地)
数日前に富山市が空襲に遭ったとのことで、その旅館では被災者を受け容れて慌ただしい様子。歌を聞いてもらえるやろかと不安に感じるスズ子でしたが、トランペットに興味を持った女中・静枝の娘・幸の面倒を見てやることに。

一方、茨田りつ子は慰問公演のため鹿児島の海軍基地へ。少佐からは浮ついた格好で歌わないように言われ、「海ゆかば」やら「同期の桜」やらは歌えないかと聞かれるも、「軍歌は性に合わない」とキッパリ。帰ろうとしたところ、年若い特攻隊員たちの姿を見て、彼らの望む歌を歌ってほしいと頼まれるりつ子。これは断れませんわなぁ。

再び富山。
夕食中、幸がスズ子から食べ物をもらっているのを見て注意する静枝。とりなすスズ子に「贅沢は敵です」と思い詰めたように言う静枝でしたが、教師をしていた夫が南方で戦死していたことも明らかに。夫を亡くしている分、しっかり娘を育てなければという思いが強いのでしょうね。
「勝てるやろか」というスズ子の問いかけに「勝ちます。そうでなきゃ夫は犬死にです」と答える静枝ですが、そう思い込まないと自分を保っていられないのでしょう。曽我廼家いろはさん、爪痕を残しましたね。
それにしても高橋かおりさんを役名なしで起用するとは……。

上海では羽鳥善一が音楽監督を務めた音楽会が成功。ブギのリズムを取り入れた「夜来香ラプソディ(夜来香幻想曲)」も大好評とあって音楽家たちとの別れ惜しむ羽鳥。
リクエストに応えて羽鳥の演奏で李香蘭が「夜来香」を披露。昆夏美さん、いいですねぇ。ネット上で「夜来香ラプソディ」を歌ったとしている記事を見かけましたが、ちゃんと見ているんですかね。