ホエイ『喫茶ティファニー』 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

ホエイ

『喫茶ティファニー』



2019年4月11日(木)〜21日(日)

こまばアゴラ劇場


作・演出:山田百次(ホエイ|劇団野の上)

プロデュース:河村竜也(ホエイ|青年団)

照明:黒太剛亮(黒猿)

衣裳:正金彩(青年団)

演出助手:楠本楓心 制作:赤刎千久子

宣伝美術:河村竜也


出演:

森谷ふみ[ニッポンの河川](常連客・山本メイコ)

山村崇子[青年団](店主・貞子)

中村真沙海(政美)

斉藤祐一[文学座](政美の上司・近藤光一)

尾倉ケント(政美の元恋人・シンちゃん)

吉田庸[青年団](シンちゃんの友人・ロイ)

山田百次[ホエイ|劇団野の上](政美の元婚約者の兄)

河村竜也(客・男)

赤刎千久子(客・女)


STORY

「喫茶ティファニー」は、もともとマージャンやポーカーなどのアーケードゲームがテーブルとなっているいわゆるゲーム喫茶だった。ここは多摩川を越えた、東京の向こう側、町の一角に古くからある喫茶店。【公式サイトより】


2014年青年団リンクとして始まり、2018年に青年団から独立したホエイの最新作。


前々から気にはなっていたホエイをようやく観ることができたが、これほどタイトルやチラシのイメージをいい意味で裏切ってくれる作品があっただろうか(いやない)。岸田國士戯曲賞最終候補になった前作よりこちらの方がよかった(上演台本も買ったよ)。

最初は女に騙されてマルチ商法に引っ掛かりそうになる男の話かと思いきや、その友人が登場してから空気が一変。あんまりネタバレになるといけないけど、「普通って何かね」(文太入ってます)という気分にさせてくれる意欲作。

最後に出てくる「クノレド」の料理、音で聞いただけでは分からなかったけど、文字で見たら分かった! それだけでも台本を買った甲斐があったぜ。笑


キャストではいかにも胡散臭げな男を演じた斉藤祐一さんがよかった。ちょっと後藤ひろひとさんっぽさもあり。