DULL-COLORED POP vol.24
『プルーフ/証明』B version: “Music” team
2022年3月2日(水)〜13日(日)
王子小劇場
作:デヴィッド・オーバーン
翻訳・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP)
演出助手:池内風(かわいいコンビニ店員飯田さん)
照明:松本大介(松本デザイン室)
衣裳:友好まり子
舞台監督:竹井祐樹、谷賢一
音響協力:佐藤こうじ(Sugar Sound)
Bチーム音楽:岡田太郎(悪い芝居)
Bチームピアノ:松浦はすみ
配信監督:高畑陸(シル/CHARA DE)
写真撮影:恵比須亮(MATATU)
ドキュメンタリーフィルム監督・撮影・編集:菊池 博美
パンフレット編集:西峰正人
制作:合同会社DULL-COLORED POP、倉橋愛実
出演:
伊藤麗(次女キャサリン)
阿久津京介(ハル)
原田樹里(長女クレア)
中田顕史郎(父ロバート)
STORY
シカゴ、冬。天才数学者・ロバートは103冊のノートを遺して世を去った。家に引きこもり人を寄せ付けようとしない次女キャサリンと、ロバートの研究を引き継ごうと家を訪れる青年ハル、キャサリンの身を案じる長女クレア。3人はやがて1冊の「証明」が書かれたノートを発見する。「数学の歴史が始まって以来、あらゆる数学者たちがずっと証明しようとしてきた」「おそらく不可能だろうと思われていた」証明。ロバート最後の偉業と思われるその「証明」について、キャサリンが驚愕の事実を打ち明ける。この証明は……。【公式サイトより】
Aバージョンに続いてBバージョンを配信にて。
3月7日マチネ公演を収録。
舞台には天板が円形のテーブルにメタリックな椅子が2脚。
"Music" teamというだけあって、ブリッジではドラムの音が入り、照明が点滅してシーンとシーンの合間のいいアクセントとなっている。
ありきたりな感想になってしまうけど、Aバージョンとはかなり印象が異なる(異ならなかったらバージョン違いを作る意味もないわけだけど)。
伊藤麗さん扮するキャサリンは、より父親と過ごしてきた時間の長さ、深さを感じさせ、と同時に父親と似すぎている(なんせ筆跡もそっくりなぐらいだから)ことへの不安が伝わってきた。
また、Aバージョンでは父親の印象が強かったけど、本バージョンではハルの印象が強く、キャサリンを包み込む包容力を感じた。どっちがいいということでもなく、まさに甲乙つけがたし。
結局Cバージョンは観られず……。
配信時間2時間3分。