北村想+avecビーズ共同企画 春秋連続公演
『戯曲・アリス人形館 秋の夜~Second evening~』
2021年10月26日(火)~31日(日)
円頓寺レピリエ
作・演出・舞台美術:北村想
舞台美術製作:松本ひろし(ステージクラフト三舞)
舞台監督:中村公彦(イリスパンシブルティ) 美術絵画:金原テル也
照明:平野行俊(劇座) 作曲・音響:ノノヤママナコ(マナコプロジェクト)
歌唱(テーマ曲):塩谷恭子 配信映像:村崎哲也(muvin)
衣装・小道具:中島由紀子 演出助手:金原祐三子
宣伝美術:藤島えり子(room16) 宣伝写真:柏本勝成((株)スタジオキッツ)
制作:金原祐三子、中島由紀子
制作協力:加藤智宏(office Perky pat)、佐和ぐりこ(オレンヂスタ)
出演:
北村想(アリス人形館元店主)
荘加真美[劇団ジャブジャブサーキット](私)
STORY
ネットで噂の店を紹介する記事を書いている女が、店主のカード占いがよく当たるという画廊喫茶・アリス人形館を訪れる。カウンターの端でノートパソコンに向かって物書きをしていた初老の元店主は、店はとうに閉めて占いもやっていないと答えるが、女に紅茶を振る舞い、雑談を始める。
6月の『春の夜』に続いて千穐楽公演の様子をツイキャスライブプレミア配信にて。
舞台には薄い緑のテーブルクロスがかかったテーブル。背景に黒い帽子をかぶった女性の絵(金原祐三子さんの父で洋画家の金原テル也さんの作品とのこと)。
今回のお相手は劇団ジャブジャブサーキットの荘加真美さん。
北村想さんは関西弁で、『春の夜』同様、トークライブのような趣。
テーブルにはノートパソコンがあり、想さんは一切台詞を覚えずに挑んだとか。笑
前回に比べると文学・映画ネタは少なめ、ダジャレ多め。
チクワの話から竹馬の友、はたまたタロー(タロット)カードからタロとジロ、そして「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。/次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。」と三好達治の「雪」という詩、更には滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』に繋がるといった具合に融通無碍。
噛み合っているようで噛み合ってない、頓珍漢なお二人のやりとりが楽しかった。
配信時間1時間24分。
↓劇中で言及される映画・文学作品の一部。