南河内万歳一座『ラブレター』【配信】 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

南河内万歳一座

『ラブレター』

 

 
2021年5月28日(金)〜6月6日(日)※5月28日〜5月31日、6月5日・6日は中止
一心寺シアター倶楽
 
作・演出:内藤裕敬
舞台監督:西恵美子((株)感動制作所) 美術:加藤登美子
照明:皿袋誠路((株)PACwest) 音響:奥村威
小道具:皆川あゆみ 衣装:松浦絵里
宣伝美術:長谷川義史 映像配信:サカイヒロト(WI’RE)
専属トレーナー:針・骨接ぎ野本 顧問弁護士:桂充弘
運搬:堀内運送(株) 印刷:(株)NPCコーポレーション
制作協力:土居舞奈尚 票券管理・当日運営:片山知音
制作:磯島浩彰
 
出演:
寒川晃(劇作家・青井)
皆川あゆみ(ハルコ/演劇部)
福重友(銭湯従業員ケン坊)
松浦絵里(銭湯従業員ハマさん/演劇部)
有田達哉(銭湯女将)
内田郁子(銭湯従業員みよちゃん)
ことえ(バスガイド/演劇部/患者)
鴨鈴女(看護婦長/虹ヶ丘女子高校校長/演劇部)
内藤裕敬(演出家)
市橋若奈(演劇部部長)
万姫(演劇部みっちゃん/患者)
吉岡莉来[1345:弱い何が悪い!](演劇部えっちゃん/患者)
鈴村貴彦(青白い男子高校生)
長山知史[創造Street](青白い男子高校生)
吉田将(青白い男子高校生)
 
STORY
劇作家の青井はコインランドリーで洗濯をしていた麻のツータックの後ろポケットに、ハルコに出すつもりだったラブレターを入れていたのではないかと気づいて洗濯機を探すが、銭湯の従業員一同に泥棒扱いされてしまう。すると洗濯機から水泳パンツ姿の男子高校生が現れる。彼らは虹ヶ丘女子高校演劇部が謝肉祭で上演する舞台に出ないかとスカウトされたという。次いで演劇部の生徒たちが乾燥機から現れ、青井の書いた戯曲の上演許可を求める。こうして青井はめぐりめぐる騒動に巻き込まれる。

11年ぶりの再演作、千穐楽となってしまった6月4日のライブ配信をアーカイブにて鑑賞。
 
チラシに「アングラ アイラブユー」とある通り、アングラ演劇を意識した作品。いわばこの作品自体がアングラへのラブレター。
何かキーアイテムを探すところや突拍子もないところから人が現れたりとか、台詞回しなどにもアングラっぽさがあるが、そこに大衆演劇の要素も加味。
「恋の季節」をメインに歌と踊りもあり。
南河内万歳一座は旗揚げメンバーの河野洋一郎さんが4月に亡くなったばかりだが、客演も含めて若手も頑張っていて劇団としてのバランスのよさを感じた。
 
ところで今回、配役情報の記載がなかったので、出演者のSNSを頼りに顔と名前を一致させていったのだけど、まねきねこさんの「演劇定点カメラ」によれば前回も配役は不明だったらしい。まぁ唐組も配役は載せてないけどね…。
 
上演時間1時間54分(一幕56分、休憩10分、二幕48分)